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マップの立ち回りやオススメ車輌をTaro_JPさんに聞いた

WoTの勝ち方をウォーゲーミングに聞く、イイヤマンレッドがTGSでリベンジ!

2016年09月09日 11時00分更新

文● 八尋/ASCII

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「World of Tanks 第二次PCメーカー対抗トーナメント」に向けて特訓するため、イイヤマンレッドが再びウォーゲーミングジャパンを訪れた

 9月16日に、東京ゲームショウ 2016のウォーゲーミングジャパンのブースで、World of Tanksでパソコンメーカー7社が頂点を目指して戦う「World of Tanks 第二次PCメーカー対抗トーナメント」が開催される。トーナメントに出場するのは、ユニットコム(LEVEL∞)、サードウェーブデジノス(GALLERIA)、デル、TSUKUMO、エムエスアイ、日本エイサー、日本HP。

 東京ゲームショウ 2015の「『World of Tanks』 PCメーカー対抗トーナメント」で圧倒的な強さで優勝したサードウェーブデジノスをはじめ、初参戦で強さは未知数の5メーカーが加わり群雄割拠となった今回のトーナメントで、今年こそは優勝したいと燃えている男がいた。毎度おなじみ、ユニットコム(iiyama PC)の広報キャラクターのイイヤマンレッドだ。

 2015年の大会で惜しくも敗退してしまったユニットコム(LEVEL∞)チーム。そこでイイヤマンレッドは、昨年に引き続きチーム戦のコツやマップごとの戦い方を、ウォーゲーミングジャパンに乗り込んで聞くことにしたのだった。

ウォーゲーミングジャパンに乗り込んだイイヤマンレッド

そろーっとドアを開ける

「誰かいますか?」

Taro_JPさんが待っていてくれた

イイヤマンレッドはLEVEL∞のゲーミングノートパソコンを持参

 今年も出迎えてくれたのは、運営統括部 コンテンツプロデューサーのTaro_JPさん。今年は7対7の戦いになり(2015年は5対5)、より重要になると予想されるチームワークやマップごとの作戦などについて聞いた。

一番回避すべきはメンバーの孤立
マップごとにあらかじめルートを決めておくべき!

Taro_JPさんがチームワークやマップごとの作戦などについて解説

イイヤマンレッド:Taro_JPさん、今年もやってきましたよ! 昨年かなり悔しかったんで。

Taro_JP:そうですよねー。でも昨年は、基本的な動き方だったり、マップを常に観ておくことなど基礎中の基礎を伝授しただけだったので、今回はより具体的に色々と教えられればなと思います。さて、昨年と今年で一番大きく変わった部分といえばどこでしょう?

イイヤマンレッド:うーん、LEVEL∞のメンバーも変わった、出場チームも増えたし……。あ、チームの人数も変わりましたよね。

Taro_JP:そうなんです。1チームのメンバーが7名になったことで、よりチームワークが重要となります。7対7の場合、バラバラに戦ってメンバーが孤立してしまうと、チームの火力がガクッと下がってしまいます。なので、マップごとにあらかじめルートを決めておいて、団体で行動することをオススメします。

イイヤマンレッド:軽戦車で先に見回りにいったりするのもダメなんですか?

Taro_JP:悪くはないんですが、見回り後はなるべく重戦車や駆逐戦車など火力の高い戦車のもとに帰ったほうがいいですね。そうすれば、重戦車同士が戦っている間に軽戦車が回り込んで背後から攻撃……なんてこともできますから。

イイヤマンレッド:ほほう、人数が多いほうがチームワークの重要性は増すんですね。

Taro_JP:そうです、もし相手チームで孤立した車輌がいれば、全員で集中砲火すれば十中八九勝てますから。

トーナメントで使用するマップは3つ
マップごとの戦い方を知る!

イイヤマンレッド:チームであらかじめルートを決めるということは、マップもある程度知っておかないとダメですね。

Taro_JP:その通りです。今回のトーナメントで使われるマップは、「ゴーストタウン」「ステップ」「ルインベルク」のどれかになっています。この3つのマップの特徴と相手陣地までのルートを知っているのと知らないのでは、かなり勝率が変わってくると思います。

イイヤマンレッド:おお、だとしたらぜひ教えてほしいです。まずはゴーストタウンですが、FPS系のゲームで使われそうな市街地ですよね。

市街地がメインの「ゴーストタウン」

Taro_JP:確かに。ゴーストタウンは、市街地が中心のマップなので、回り込みが大変でなうえ、市街地の外側にいると打たれ放題になってしまいます。なるべく市街地で建物の物陰に隠れながら戦うようにしたほうがいいですね。また、装甲が固く見つかりづらい駆逐戦車を投入して、盾にしながら戦うのもありだと思います。

イイヤマンレッド:味方戦車を盾にするんですね。面白そうだな。この場合、駆逐戦車を置くポイントも考えておかないとですね。

Taro_JP:そうですね。駆逐戦車は火力もあるので、倒されるとチームの火力も下がります。見つかりにくく、攻撃しやすそうな場所を探しておきましょう。

イイヤマンレッド:それは本番前に探しておかないといけないですね。続いてルインベルクですが、このマップは西側が市街地、東側がオープンフィールドになってますよね。

ルインベルク

Taro_JP:ルインベルクの攻め方としては、重戦車など重たい車輌を中心に、軽戦車や中戦車など動きの速い車輌を東へ向わせるといいと思います。軽戦車や中戦車で偵察しつつ、敵が見つかり次第後方から駆逐戦車などで狙撃すると有利に戦えます。逆に重戦車はオープンフィールド向きではないので、中心から西の市街地で戦うことをオススメしたいです。

重戦車なら市街地で戦ったほうがいい

イイヤマンレッド:市街地は重戦車同士のぶつかり合いですね!

Taro_JP:いや、重戦車同士をぶつけ合うのは避けたほうがいいかもしれません。市街地でも重戦車で隠れながら戦いつつ、後方から駆逐戦車で援護射撃したほうがいいと思います。7分という短い時間なので、できるだけ早く相手車輌を破壊することを心がけて戦うといいと思います。

イイヤマンレッド:車輌のバランスが大事になってきますね。ちなみに、駆逐戦車、重戦車、中戦車、軽戦車、自走砲とありますが、経験豊富な人とそうでない人はどれを選択したほうがいいのでしょうか。

Taro_JP:そうですね、駆逐戦車は火力が高く重要な戦力になるので、経験者が担当したほうがいいかもしれません。また、偵察に使う軽戦車も、マップを熟知している経験者のほうがいいですよね。

イイヤマンレッド:よし、じゃあ駆逐戦車と軽戦車はやめておこう!

Taro_JP:ん?(この人リーダーじゃなかったっけ?)まあ、どの車輌を使うかは、前もって話し合っていたほうがいいですね。さて、最後にステップですが、このマップは中心に大きな道があり、西側は岩場、東側は坂があります。

ステップ

イイヤマンレッド:3つの中では唯一市街地がないマップですね。どう攻めればいいでしょう?

Taro_JP:そうですね。まずは一気に進軍するか、西から攻めるかなどをチームで決めて行動したほうがいいです。軽戦車は中央のしげみを使って偵察するといいでしょう。ステップは偵察が効いてくるマップなので。7分という短い戦いなので、一気に決着をつけたい場合はなるべく見つからないように奇襲するのがベストですね。

イイヤマンレッド:車輌はどう配置すべきですかね?

Taro_JP:装甲が固めの編成なら西から攻めたほうがいいですね。東側は回り込まれる危険性があるので。また、駆逐戦車は後ろのしげみに隠れつつ狙撃を狙ったほうがいいです。また、自走砲も位置取りが重要になるマップだと思います。逆に、一番気を付けなくてはいけないのも相手の自走砲の攻撃でしょう。ステップには、隠れるにはもってこいのスポットが何カ所かあるので、そこに隠れながら進軍したり、進軍してくる敵を待ち構えるといいです。また、経験豊富な人であれば、隠れるスポットを熟知しているはずなので、そこを狙っていればひょこっと敵車輌が顔を出してくれるかもしれませんね。

隠れるスポットを見つけることが重要

経験豊富な人に隠れるスポットを聞いたほうがいい

イイヤマンレッド:自走砲を使う場合に気をつけなくてはいけないことはありますか?

Taro_JP:自走砲は接近されすぎると狙えなくなるので、味方が使用していたら回り込まれないようにサポートしてあげたほうがいいです。これは駆逐戦車も同じで、側面に疲れたら撃てなくなりますから。

イイヤマンレッド:やはり一番はチームワークですね。

Taro_JP:結局はそうなりますよ。チームワーク、ルートなどの戦略、車輌選びは徹底しましょう!

Taro_JPさんにアドバイスされながら実際に戦場を動き回ってみるイイヤマンレッド

車輌の弱点を突くべし!

基本的に側面や背面は装甲が薄いので、回り込んで狙うべし

イイヤマンレッド:マップについて解説してもらったのですが、次に知りたいのが、どこを狙えば効率的に車輌を破壊できるかなんですが。

Taro_JP:それは車輌によって異なりますが、基本的に側面と背面はどの車輌も弱いです。ただし、例えばドイツの重戦車「Maus」など、側面や背面も装甲が厚い車輌もあります。その場合は、装甲が薄い場所をピンポイントで打ち抜かなくてはいけません。いくら装甲が厚いといえど弱点はあります。Mausでいうと砲塔部分などですね。ほかの車輌でも、キューポラなど弱点はあるので、貫通させたい場合は弱点を打ち抜くことを心がけましょう。

ドイツの「Maus」の弱点を教えてもらった

Taro_JP:また、車体に対して斜めに撃ち込むよりかは、正面から撃ち込んだほうが貫通しやすいですね。平たい部分ではなく丸みを帯びた部分もはじかれやすいので、逆にいうと対峙した相手を撃った後に自分の車体に角度をつけると、貫通しづらくなるのでオススメです。

イイヤマンレッド:ほかに貫通させるために重要なポイントってありますか?

履帯を切って動けなくさせるのも1つの戦法

Taro_JP:一応、距離は貫通力に影響するということを覚えておいたほうがいいです。また、弾数に限りがあるプレミアム弾薬を使うタイミングも重要だと思います。そのほか、履帯を切って動けなくさせるというのもありですね。

イイヤマンレッド:動けなくしてしまえば攻撃もしやすいですよね。でも、逆に履帯を切られてしまった場合はどうするんですか?

Taro_JP:その場合、修理キット(大)を使えば修理することができます。ちなみに、救急キット(大)は搭乗員を回復させることが可能です。こちらどちらも1回しか使えないので、使用するタイミングも重要になってきますよ!

オススメ車輌を一挙紹介!

イイヤマンレッド:だいぶためになる話が聞けましたな! あとは練習あるのみですね。最後に、Taro_JPさんのオススメ車輌を教えてください。

Taro_JP:軽戦車はドイツの「Spähpanzer Ru 251」とソ連の「T-54 ltwt. 」、フランスの「AMX 13 90」、アメリカの「T49」、中戦車はソ連の「Object 140」、チェコスロバキアの「TVP T 50/51」、フランスの「Bat.-Chatillon 25 t」、重戦車はソ連の「IS-4」、イギリスの「FV215b」、駆逐戦車はアメリカの「T110E3」、フランスの「AMX 50 Foch」、ソ連の「Object 263」ですね。トーナメントは時間が短いので、オートローダーの戦車を選択するのもありかもしれませんね。

「Spähpanzer Ru 251」

「T-54 ltwt. 」

「AMX 13 90」

「T49」

「Object 140」

「TVP T 50/51」

「Bat.-Chatillon 25 t」

「IS-4」

「FV215b」

「T110E3」

「AMX 50 Foch」

「Object 263」

イイヤマンレッド:ありがとうございました。よし、あとは本番まで練習するのみだ!

果たして悲願の優勝なるか!?

Taro_JPさんにアドバイスをもらったイイヤマンレッド。果たしてトーナメントを制すことができるのだろうか

 ウォーゲーミングジャパンで戦い方を教わったイイヤマンレッドは、意気揚々と帰っていった。ちなみにユニットコム(LEVEL∞)チームは、テクニカルライターの高橋 敏也氏、テクニカルライターの加藤 勝明氏、NVIDIAの高橋 一則氏が参戦予定。果たして悲願の優勝を手にすることができるのか、「World of Tanks 第二次PCメーカー対抗トーナメント」が楽しみだ。

第2次メーカー対抗トーナメント概要
開催日:東京ゲームショウ 2016 ビジネスデイ 2日目 9月16日
開催時間:1回戦、11時~13時予定 2回戦 午後予定
参加メーカー:ユニットコム(LEVEL∞)、サードウェーブデジノス(GALLERIA)、デル、TSUKUMO、エムエスアイ、日本エイサー、日本HP
試合形式:勝ち上がりトーナメント形式

試合ルール
使用可能ティア:無制限(Tier10まで利用可)
車輌制限:各チーム重戦車、中戦車、軽戦車、駆逐戦車を最低1輌ずつ使用すること 条件を満たしていれば、残りの車輌は自由に選択可能。ただし、チーム内に同車輌は2車輌まで
使用マップ候補:ゴーストタウン、ルインベルク、ステップ
試合時間:7分

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