クアルコムは9月1日(現地時間)、ベルリンで開催されるIFA 2016にあわせ、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の開発を促進するVRレファレンスプラットフォーム「Qualcomm Snapdragon VR820」を発表した。
Qualcomm Snapdragon 820プロセッサーを搭載したSnapdragon VR820によって、OEMがVRコンテンツやアプリケーションに最適化されたスタンドアローン型のHMDを迅速に開発できるという。Goertek社と開発したSnapdragon VR820にはカメラ2個による統合視標追跡、6DoF用フロントフェイスカメラ2個、シースルーアプリケーション、マイク4個、ジャイロ、加速度計、磁気センサーなどを搭載している。
Snapdragon VR820はOEMやディベロッパーに提供されている最適化された最先端のVR機能にアクセスすることが可能で、2016年3月発表のSnapdragon VRソフトウェア開発キット(SDK)に対応している。Snapdragon VR820は2016年第四四半期に提供開始し、その後に初の商用端末を発売予定だという。