皆さんは、話題の映画「シン・ゴジラ」をご覧になっただろうか? 内容の面白さとは別に職業柄驚かされたのが、劇中に登場したPCの扱い。各省庁・官僚などいわゆる霞ヶ関のスタッフが富士通の製品、自衛隊がタフブックなど屋外で使える頑丈系のパナソニック製品(レッツノートも登場)、研究者はMacを使っており、登場人物の役職・所属組織により利用しているPCがキチンと設定されている印象を受けたのだ(デル製品も登場していた模様)。国の中枢で利用されるPCは、信頼性の高い“ナショナルメーカー”の製品で固めており、Macについてはおそらく書類作成に必須のMicrosoft Officeが使える、入手しやすいUNIX機といったイメージだろう。
そこで、富士通さんに早速問い合わせたところ、なんと「LIFEBOOK A550」122台、「ESPRIMO D581/C」87台、また別途計7台のノートPC/2in1を貸し出していたとのこと。その中でも、主人公の内閣官房副長官 矢口蘭堂は、「LIFEBOOK AH53/U」(アーバンホワイト)、「LIFEBOOK AH45/U」(アーバンホワイト)、「LIFEBOOK AH77/U」(シャイニーブラック)のどれかを使っていたようだ(劇中のシーンおよび貸し出し機一覧から推測すると、「LIFEBOOK AH77/U」(シャイニーブラック)が濃厚)。ネタバレになるので詳細には触れないが、「LIFEBOOK A550」「ESPRIMO D581/C」は各組織・省庁単位でボリュームライセンスで導入した製品、「LIFEBOOK AH53/U」「LIFEBOOK AH45/U」「LIFEBOOK AH77/U」は勤務地などの違いか緊急で個別購入した製品ではないだろうか(私物という設定の可能性もある)?
先に挙げた7台のノート/2in1には、「LIFEBOOK AH77/U」(ガーネットレッド)、「LIFEBOOK AH77/U」(アーバンホワイト)、「LIFEBOOK AH53/U」(ルビーレッド)、LIFEBOOK TH90/T(ダークシルバー)が含まれているので、どの組織の誰が利用しているのかチェックしてみるといい。「シン・ゴジラ」は細部まで凝っている印象で、細々とした機材まで設定を想像してみるのも楽しいのだ。
映画「シン・ゴジラ」に登場した富士通製品一覧 | |||
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15.6型ノートPC | 122台 | LIFEBOOK A550(法人モデル) | 2010年4月発表 |
デスクトップPC | 87台 | ESPRIMO D581/C(法人モデル) | 2011年4月発表 |
15.6型ノートPC | 1台 | LIFEBOOK AH77/U(シャイニーブラック、個人向け店頭モデル) | 2015年5月発表 |
15.6型ノートPC | 1台 | LIFEBOOK AH77/U(ガーネットレッド、個人向け店頭モデル) | 2015年5月発表 |
15.6型ノートPC | 1台 | LIFEBOOK AH77/U(アーバンホワイト、個人向け店頭モデル) | 2015年5月発表 |
15.6型ノートPC | 1台 | LIFEBOOK AH53/U(ルビーレッド、個人向け店頭モデル) | 2015年5月発表 |
15.6型ノートPC | 1台 | LIFEBOOK AH53/U(アーバンホワイト、個人向け店頭モデル) | 2015年5月発表 |
15.6型ノートPC | 1台 | LIFEBOOK AH45/U(アーバンホワイト、個人向け店頭モデル) | 2015年5月発表 |
13.3型2in1 | 1台 | LIFEBOOK TH90/T(ダークシルバー、個人向け店頭モデル) | 2015年1月発表 |