『Slackだけじゃなかった!働き方を劇的に変える海外製7つのツール』で、リモートで働くのに最適なツールを紹介しました。紹介した7つのうちの1つは連絡手段としてEmail代わりとして著名なメッセージアプリのSlackでした。
Slackの素晴らしいユーザーインターフェイスはとてもシンプルで、まるでチームで10年間、毎日Slackを使って業務をしてきたかのように感じられます。ただし、問題もあります。
Slackはコミュニケーションをするのに便利すぎて、1日中無数のメッセージのやりとりをしてしまい、生産性を妨げてしまう人もいることです。
しかし、統合する機能を使って全体の会話やメッセージ量を減らせます。Slackはチームがすでに使用しているアプリやサービスを統合し、インポートしたメディアやタスクの管理、通知などを、会話のコンテキストに織り込ませられます。統合機能はやりとりするメッセージの価値を高め、タスクの完了と問題解決を早めることにつながります。
1.Simple Pollでどっちつかずを軽減
誰もいない部屋でその場の空気を読むことは難しいですが、Simple Pollは会話の中の無関心をくみ取り、明示していくことで解決します。
問題をいつまでも協議し続けるのではなく、簡単なスラッシュコマンドで各メンバーが自分の意見を選択できます。会話中に「/poll “Poll question?” “Option1” “Option2” “Option3”」と入力します。
2.Screenheroで自己表現をしやすく
Screenheroは、複合マウスカーソルと音声チャットを備えた、共同作業を円滑にするスクリーン共有アプリです。わざわざ文章で説明する必要がなくなります! Screenheroはもともと独立したアプリでした。Slackに買収されてから、ビデオ編集、ペアコード、Email構築、その他のどんなアプリで作業する場合でも統合できるようになりました。WindowsとMacの両方に対応しています。
セッションを始めるにはSlackで「/hero@usename」と入力します。
3.KifiでSlackに共有されたリンクが簡単に検索可能
Kifiは、Slackで共有されたすべてのリンクを記録します。閲覧したいWebアドレスを瞬時に見つけるには「/kifi search term」と入力します。DropboxやGoogleドライブのファイルへのリンクを掘り当てるのに効果的です。もとのリンクの共有者の手を煩わせる必要はなくなります。
4.Humblebotでより深いチームワーク
Humblebotは、Slackのメンバー同士がより良いチームメイトになる方法を教えてくれます。Slackbotとしても知られるフレンドリーなロボットで毎朝メッセージを送ってきてくれます。誰かにお礼をしたり意見を求めたりするのを忘れないよう合図をしてくれます。
Humblebotによれば、早くて1週間で自分のパフォーマンスが変わり、素晴らしい人になれるそうです。
5.Officevibeでチーム内の幸福度を分析
OfficevibeのLeo Botは、少し変わった手法でチームの幸福度の向上や共同作業に見事に働きかけます。SlackbotでもあるLeo Botは、チームメンバーにプライベートで仕事の経過を尋ねたり、娯楽を通じてチームがより親密になるようアプローチします。
Leo Botの質問への応答は人材オフィスマネージャーへ送られ、問題や思索に対処します。Leo Botは実質的に人材育成の立役者であり、ロボットでもあります。
6.Wunderlistでタスクを簡単に管理
Wunderlistは、Slackと統合できる非常にシンプルな共同タスク管理アプリです。優先順位が高い仕事を選定し適材適所にメンバーを割り振るには、たいてい事前に討議を必要とします。そのため追加や削除、会話中のタスクを完了にする機能は非常に役立ちます。またウィンドウを変える回数が減るかまったくなくなります。マネージャーを努める人は、Slackだけで十分チーム全体をコントロールできます。
以下は必要な主なスラッシュコマンドです。
- View tasks(タスクを見る): /wunderlist tasks
- Add task(タスクを追加する): /wunderlist add [your task]
- See all commands(すべてのコマンドを参照する): /wunderlist help
7.Sketchboardを使ってホワイトボードで共同作業
Sketchboardは、共有するホワイトボードで図表を描けます。セッションを始めるには「/sketch[whiteboard name] 」と入力します。Slackで新たにホワイトボードが開かれ、リアルタイムで(Googleドキュメントのように)チームメイトが描いている内容を確認できます。その後、描かれた内容をSlackのchannelに転送できます。
共同作業に非常に適しています。また言葉で説明するより見せてしまう方が良い結果につながることもあります。チームメイトがはるか遠方にいるときなどには特に重宝します。
最後に
Slackの統合機能はチームの共同作業やコミュニケーションの質を高めてくれます。実際これらの7つの統合昨日はほんの氷山の一角に過ぎません。オリジナルの統合機能の構築もできるので、ユニークなワークフローを確立できれば生産性を最大限にまで高めらます。
オリジナルの統合機能を構築するとき参考文献は以下です。
- ncoming webhooks(外部アプリからSlackへデータを送信)
- Outgoing webhooks(Slackから外部アプリへデータを送信)
- Slash commands(Slackをユーザーの習慣を踏まえて機能するカスタムコマンドに従わせる)
- Slackbots(会話でき、コマンドに従えるロボットを作成)
(原文:7 Slack Integrations That Make Collaboration Easier)
[翻訳:辻拓也]
[編集:Livit]