お手軽に購入できる価格のノートPC「LIFEBOOK WU1/X」。持ち運びやすい厚さと重さの本機は大きさもコンパクトに収まっており、場所を選ばず使えるマシンだ。外出先で使うのはもちろん、ちょっとした気分転換にリビングで使ったり、テレビを見ながらSNSに投稿するなどといった使い方も考えられる。そこで今回は、ノートPCとしての使い勝手について検証してみた。
ノングレア液晶で細かい文字も見やすいディスプレー
「LIFEBOOK WU1/X」に搭載されているディスプレーはノングレア液晶で、電灯の映り込みなどがなくとても見やすい。文字のにじみなどはなく、発色は少しビビッドなイメージだ。
ディスプレーのサイズは13.3型で、最大解像度は1366×768ドット表示となっている。この解像度だと、ウィンドウをいくつも並べて作業するのは少々厳しいかも知れないが、ウェブサイトを見たり、その横にテキストエディターを起動して参照しながら文章を書くといったことにはほとんど困らなかった。
なお、外部ディスプレーをつないだ場合には1920×1200ドット表示で出力することができる。
キーは浅いがしっかりとした感触でタイピングできる
「LIFEBOOK WU1/X」は13.3型のディスプレーでありながら、キーボード幅はしっかり確保されており、通常のフルキーボードと印象は変わらない。もちろんテンキーはないが、経理などで数字を中心としたタイピングをする人でなければ、テンキーがないことはそれほどの問題ではないだろう。
キー自体は高さがないタイプだが、打感はしっかりしている。かといって、長く打っていて疲れるほど固いわけではなくほどよい固さだ。さらにキーの表面は本体と同じくすべりにくい表面加工になっているので、指先にしっとりついてくる感じがある。
タッチパッドの感度は標準的
「LIFEBOOK WU1/X」に搭載されているタッチパッドは、クリックボタンが別になっているタイプ。クリックボタン一体型よりもこちらのほうが扱いやすいだろう。感度についても標準的なイメージで、指が触れていないのに動くというような敏感さはなかった。
またタッチパッド表面もキーと同じ加工となっていて、つるつるすべる感じはなく、使いやすい印象だ。
タッチパッド右側には指紋認証に使用するセンサーがついている。持ち運んだ先でうっかり置き忘れてしまったというときでも、生体認証であればほかの人がマシンを使うということはできなくなるので、セキュリティー対策としては安心だ。
持ち運ぶのに手頃な重さのACアダプター
持ち運んで使うことを前提とした場合に気になるのはなんといっても重さだろう。本体重量は前回書いた通り1.55kgという重さなので、さほど負担になる重さではない。持ち運ぶときに意外に重くなるのがACアダプターだが、これもコンパクトなタイプが同梱されている。重さとしては200g~300g程度だろうか。決して軽いわけではないが持ち歩いて負担というほどの重さではない。
バッテリーの保ち時間は?
外で使う場合に電源がないということもわりと多いと思うが、バッテリーがどのくらい保つのかは気になるところ。カタログスペックでは8時間と記載されているが、実際の稼働では6時間程度だった。どのようなソフトを使うかなど、CPU負荷によって時間は異なってくると思われるが、6時間使えれば外で作業しても余裕だろう。
外観もチープな感じはなく、持ち運びやすい大きさと重さの「LIFEBOOK WU1/X」。Windowsマシンとして使うには十分なスペックのCPU、そして何より10万円を切る価格で購入できる本機は、コストパフォーマンスを含めてかなりお買い得なマシンだ。