※画像は8月10日発売 電撃文庫『ソードアート・オンライン』最新刊表紙
KADOKAWA「電撃文庫」発行の人気小説『ソードアート・オンライン』、なんとハリウッドで実写化進行中だ。KADOKAWAが3日に発表した。
アメリカの映画製作会社スカイダンス・メディアが全世界実写映像化権を購入。原作にならった物語でテレビドラマとして放送するとともに、スカイダンス・インタラクティブを通じてVR体験の立ち上げを企画しているという。公開日は未定。
本番の映像撮影に先立って制作されるパイロット版エピソードの脚本は『アバター』『シャッター アイランド』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』などを手がけてきたレータ・カログリディスさん。
原作者・川原礫さんは「ハリウッドで実写ドラマ化、しかもあのスカイダンスによって……という思いがけない展開にとても興奮し、また感動しています。映像を見られる日が楽しみで仕方ありません」とコメントしている。
実写化の知らせはアメリカで現地時間8月2日に先行解禁。原作に携わったストレートエッジの編集者/エージェント三木一馬さんのツイートで日本でも話題が広まった。三木さんはウェブサービスnoteでも喜びをつづっている。
「自分のできるかぎりの力を使って、皆様の『空気を読んだ』メディアミックスに、満足していただけるような作品にするつもりなので、今後の動きを見守ってもらえると嬉しいです」(三木さん、noteより)
ツイッターではファンから「とても楽しみ」「おめでとうございます」といった祝福の声があがる一方、「実写化には個人的にはあんまり賛成できません」など、実写化によりイメージが変わることを不安に思う声も多く見られた。
なおアニメーション映画「劇場版 ソードアート・オンライン –オーディナルスケール-」は2017年春公開、7月16日から全国共通前売券販売中。
【ソードアート・オンライン実写化に際してのコメント】
●川原礫(原作者)
「『ソードアート・オンライン』がハリウッドで実写ドラマ化、しかもあのスカイダンスによって……という思いがけない展開にとても興奮し、また感動しています。映像を見られる日が楽しみで仕方ありません。今回のドラマ化を実現させて下さった全ての関係者様、そして『ソードアート・オンライン』をいままで応援して下さった全世界のファンの皆様に心から感謝いたします」
●レータ・カログリディス(脚本家)
「何年もの間、『ソードアート・オンライン』シリーズの独創的で見事なストーリーテリングにインスパイアされてきました。最先端でありながら時代を問わない『ソードアート・オンライン』のストーリーを、スカイダンスで新しいシリーズとして立ち上げられること、また優秀なパートナーたちと共に仕事ができることを嬉しく思っています」
●デイビッド・エリソン(スカイダンス・メディアCEO)
「スカイダンスでは、世界観を創作するというVRビジネスに取り組んでおり、テレビドラマをはじめ実写展開を計画しています。『ソードアート・オンライン』は、壮大なポップカルチャー現象となることでしょう。世界中の『ソードアート・オンライン』ファンに敬意を表し、レータや川原 礫、そしてKADOKAWAやアニプレックスのチームと共に、真に感動的な新しい『ソードアート・オンライン』の世界を創り上げていくことを楽しみにしています」
©2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project