ユーザーの表情をトラッキングできるスマートフォン向けVRデバイス「Veeso」が発表された。
赤外線カメラを2つ内蔵。1つはヘッドマウント内部のセンサーで、目と眉の動きをトラッキングしている。もう1つは口と顎の動きをトラッキングしている。Bluetoothを用いてスマートフォンなど、別のデバイスにトラッキングした情報を送信し、VRコンテンツに適合させるという仕組みだ。
こういった人間の顔の動きをトラッキングする試みは90年代初頭から始まった。従来は、トラッキングした人間の動きをアニメに適用することで、キャラクターの動作をよりリアルに、人間らしくすることが表情トラッキングの一般的な利用目的だった。
また、従来の表情トラッキングでは、顔に複数の点を書いて表情を読み取るのが一般的となっていたが、Veesoでは顔を汚すことなく表情をトラッキングできることが特徴となっている。
Veesoの発売は2016年12月、価格は70から100ドルを予定している。