グラフィックボードメーカーのAMDは、プロフェッショナル向けのGPU「Radeon Pro WX7100」を発表した。
Radeon Pro WXシリーズは、AMDの新しいラインナップだ。通常のPC向けのRadeonシリーズに比べ、クリエイティブ用途向けのワークステーションに組み込むGPUであり、Radeonシリーズの新型RX480にも搭載されている次世代のプロセッサ「Polaris」を搭載している。
今回発表された「Radeon Pro WX7100」は、VRコンテンツ開発に最適化したGPUとのこと。5テラFLOPS以上のパフォーマンスで、コア数は2048基、メモリは8GB。発売時期は2016年第4四半期を予定、価格は1,000ドル以下になるとのこと。
今回発表されたWX7100は、AMDが発表した「Project Loom」にも対応しているとのこと。Project Loomは、360度動画のリアルタイムスティッチングを可能にするステッチャーだ。24台のカメラからそれぞれ1080p、60fpsで映像を抽出し、最大4Kサイズの360度映像を30fpsで出力できるとのこと。
このProject Loomは、2016年夏にAMDが進めるオープンソースのプログラム「GPUOpen」にて公開される予定となっている。