パナソニックは7月12日、カミソリシェーバー「ラムダッシュ」5枚刃シリーズ新製品「ES-LV9B」(4万8400円前後)「ES-LV7B」(3万7600円前後)「ES-LV5B」(3万2200円前後)を発表した。9月1日に発売予定。
前後の可動域が10%アップし、密着感が向上
ヘッド部分が前後・左右・上下に動く「3Dアクティブサスペンション」機構は従来同様。前後の可動域を10%広げたことで、顔の凸凹への密着感をさらに高めたという。肌にあてたときに回転する「スムースローラー」も、従来比で約60%肌に優しくなったとしている。また親指が触れる指置き部分の素材に、新たに革を採用する。
5枚刃は役割ごと4種類の刃で構成する。さまざまな方向に生えた長いヒゲを剃りあげる「クイックスリット刃」、寝たヒゲをすくいあげて根本からカットする「くせヒゲリフト刃」×2、厚さ60μm部分で肌をガードしながら41μmの薄刃部分がヒゲを根元からとらえる「フィニッシュ刃」。
またパナソニック独自開発の「ヒゲセンサー」を搭載。ひげの濃い部分では力を強め、薄い部分では弱めることで、肌に余分な負担をかけず深剃りができるという。
刃は彦根の工場で製造、品質チェックは人の眼で
ラムダッシュはメイドインジャパンにこだわり、彦根にある工場で製造されているほか、刃は日本刀と同じ製法で作られている。
驚きなのは、完成した刃に不備がないかは、機械ではなくたった1人の人間がチェックしているということだ。なんと1分間に100枚、1日5万枚の刃をチェックしているのだという。彦根の工場でもその女性以外にできる芸当ではないようで、工場を海外に移さない(移せない)理由の1つでもあるとのことだ。
グリップ部分には電池残量を表示するディスプレーを搭載。残量が少なくなると、充電をうながすアラームが鳴る。なお、機種ごとに充電残量表示の段階が異なっている。
最上位機種ES-LV9Bはメタルボディー、シルバーカラー1色。ディスプレーはマルチ機能表示ディスプレー。使用時間、10段階での充電残量、スイッチロックマーク、音波洗浄表示、洗浄最速マーク、刃点検最速マーク、充電表示マークの7種類を表示する。充電・洗浄・除菌がまとめてできる「全自動洗浄充電器」を同梱する。
ES-LV7Bは樹脂製ボディー、ネイビーとブラウンの2色。ディスプレーは3段階で充電残量を表示する。ES-LV9Bと同じく全自動洗浄充電器を同梱する。
ES-LV5Bは樹脂製ボディー、ブラックとレッドの2色。ディスプレーは5段階表示で充電残量を表示する。全自動洗浄機は同梱しない。