富士通の小型デスクトップ「ESPRIMO WD1/X」は、直販サイト「富士通WEB MART」が限定販売する「DHシリーズ」のカスタムメイドモデルにあたる。そのサイズは、約幅55×奥行き191×高さ186mmと外付けHDD並みで、タテにもヨコにも置けて設置場所を選ばない点が魅力だ。しかも、標準構成の価格が6万6096円(2016年6月29日14時までの15%オフクーポン適用時)とリーズナブルだ。
以前、『小型デスク「ESPRIMO WD1/X」とナスネで快適なテレビ視聴・録画環境を作る』で紹介したように、「ESPRIMO WD1/X」のオススメ活用方法のひとつは、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」(ナスネ)、PC用テレビ視聴・録画ソフト「PC TV with nasne」を組み合わせて、リーズナブルで使いやすいテレビ視聴環境を作ることだ。動作環境として必要なのはルーター(無線LAN・有線LAN親機)を含むインターネット接続環境で、PS3やPS4は必要ない。
また、「ESPRIMO WD1/X」ならBDXL対応BDドライブを搭載できるため、nasneに録画したTV番組を手軽に保存する方法を探していた方にはうってつけで、「ESPRIMO WD1/X」にPC TV with nasneをインストールすると、テレビ番組を簡単にBD-Rに書き出せるようになる。「ESPRIMO WD1/X」には、BD/DVD視聴用プレーヤー「Corel WinDVD」がプリインストールされているのもうれしいポイントだろう。「ESPRIMO WD1/X」を1台手に入れると、アレコレと悩まずに自分の環境を強化しやすいのだ。
録画番組を大画面TVに表示したい!
そして今回挑戦してみたのが、「ESPRIMO WD1/X」と大画面TVを接続して、nasneで録画した番組を表示できないかというもの。
まずは無線状態で「ESPRIMO WD1/X」と大画面TVを接続できるかどうか実験ということで、Miracastを試してみた。「ESPRIMO WD1/X」にWi-Fi子機を挿し、大画面TV側にはMiracastアダプターをつなぐだけで、「ESPRIMO WD1/X」のようなデスクトップPCでも、Miracast経由で大画面TVにデスクトップ画面を表示できるようになる。ただ念のため試してみたものの、Miracastの規格上nasneに録画した番組の視聴は行なえない。
また、Android端末やiOS端末の場合、DLNA対応アプリやアダプターを利用し写真や動画をテレビ画面に映し出せたりするため、DLNA対応TV(東芝製)、DLNA対応アダプターを用意して、PC TV with nasne経由で録画番組を視聴できるかもと試してみたのだが、こちらも残念ながら表示できなかった。