ファーウェイ・ジャパンは、スマホのニューモデル「HUAWEI P9」と「HUAWEI P9 Lite」、そして「HUAWEI Watch」を発表した。
冒頭に同社社長の呉波氏のプレゼンテーションから始まり「昨年は70%の売り上げ増で、全世界で1秒間に3人がファーウェイのスマホを買っていた」、「370億ドルの設備投資をした」など、同社の躍進を語った。これは「ハリウッドスターやスポーツ選手が、ファーウェイのイメージキャラになってくれた部分も大きい」という。現在、女優のスカーレット・ヨハンソンや、サッカー選手のリオネル・メッシが海外のCMに登場して同社のスマホをアピールしているので、一般層に広く認知されたのは間違いない。
今回発表されたラインナップを見ていくと、HUAWEI P9は、同社のフラッグシップ。呉社長が強くアピールしていたのが、老舗カメラメーカーのライカとコラボレーションしたデュアルレンズである。スペックはディスプレーがフルHDの5.2型、CPUに同社製のKirin955(オクタコア)を搭載し、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GB。サイズは約70.9×145×6.95mm、重さは144g。価格は5万9800円(税抜)。
目玉であるライカ製レンズ(リアカメラ)は1200万画素のデュアルレンズである。モノクロとRGB、ふたつのレンズを使うことで被写体の位置を認識したり、ディテールなどの描画力が向上しているという。また、リアルタイムで絞りを調整し、背景をボカした写真を手軽に撮影できるのも特徴だ。フロントカメラは800万画素で、10段階の調整が可能なパーフェクトセルフィーという機能が搭載されているので、自撮りのニーズにも応えている。
ほかにも、指紋認証やディスプレーをノックしてスクリーンショットを撮影する機能を搭載する。
次はHUAWEI P9 Lite。日本でもかなりの販売数を記録した名機「HUAWEI P8 Lite」の後継機である。デザインはHUAWEI P9を踏襲しており、大きな違いはスペックがミドルレンジハイクラスで、ライカレンズは非搭載というところ
スペックはディスプレーが5.2型のフルHD、CPUにKirin650(オクタコア)、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB。カメラはP9と同じくリア1200万画素、フロント800万画素だが、ライカのレンズではない。とはいえ、パーフェクトセルフィーモードや、フードモードを搭載し、カメラを楽しめるのは同じだ。
価格は2万9980円(税抜)とP9の約半額で、コスパは非常に高い。
最後にウェアラブルの新HUAWEI Watch。68個のスワロフスキーをあしらったモデルを含め、女性をターゲットにしているスマートウォッチだ。1.4型のディスプレーは有機ELなので発色がよく、画面は見やすい。また、文字盤は40種類以上が用意され、気分によって変更できる。
価格はElegant modelが6万1800円(税抜)、スワロフスキーを使用したJewel modelが7万2800円(税抜)となっている。
いずれのモデルも、今日から予約受付開始、6月17日発売される。