Core i7-5500Uってどうなの?
10万円ちょっとのCore i7+SSD搭載ノート! 「LuvBook J」を検証
「重めの作業に耐える」より、「軽めの作業をサッサと処理する」使い方がよさそう
まずはCPU性能を検証する「CINEBENCH R15」の結果から。Core i7-5500Uは2コア4スレッドのCPUであるためか、マルチスレッドでの検証結果は「295cb」とあまり伸びなかった。
しかしシングルコアの数値「115cb」はなかなかのハイスコアだ。この結果から推測すると、一度にたくさんのアプリを開いて並行して作業するといった使い方よりも、たとえば「PowerPointでプレゼン資料作成を集中してやる」といった作業は特にサクサク処理できるはず。といっても、ふだんの筆者の仕事(ブラウザー、テキストエディター、エクスプローラー、チャットアプリを同時に使う)ほどなら問題なく快適に作業できた。
なお、ベンチマーク実行中は冷却ファンが全力で回転していた。モバイルノートPCなので仕方ないかもとは思いつつ、回転する音の大きさは気になった。
お次は「PCMark 8」のHome accelerated 3.0で、日常的な作業における性能をチェックした。スコアは「3159」。詳細スコアを見ると、特にCPUの性能が重視されるテスト(「Web Browsing」「Photo Editing」)の数値が高く出ていることがわかる。
ゲームやクリエイティブ分野などで行なうような高負荷な作業に長時間耐えるスペックではないだろうが、日常的な用途に使うなら十分だ。Core i7-5500Uは「重めの作業に耐える」というよりも、「軽めの作業をサッサと処理できる」というイメージに近い。なおPCMark 8程度の軽めのベンチマークでは、冷却ファンの音は気にならなかった。
実際にWindowsストアアプリ「Adobe Photoshop Express」でサイズの大きい写真を編集したが、これも問題なかった。CPU性能だけでなく、データを高速に読み込めるSSDの恩恵もある。OSを立ち上げてからアプリを起動し、写真データを読み込み、編集を終わらせるまでもたつかなかったのは好印象だった。
今なら480GB SSD搭載モデルが狙い目
ここまで2回にわたって「LuvBook J」シリーズのCore i7-5500U搭載モデルを紹介してきたが、操作感へのこだわりと、Core i7による快適な処理を実感できた。
さらに、8月15日までmouse公式サイトで開催中の「夏のボーナスセール」では、LB-J770S-SSDと同じ価格でありながらSSD容量が倍増(つまり480GB SSDを搭載)したモデル「LB-J770S-S5」を販売している。10万円程度の予算で性能と持ち運びやすさを両立したノートPCを探しているなら、LB-J770S-S5をまず候補として検討してみてほしい。