(株)キタムラが13日発表した2016年3月期決算は、売上高が前期比0.7%増の1542億1900万円、営業利益が同41.6%減の9億4600万円、純利益は同84.4%減の7000万円となった。
前期の売上減から増収に転じたが、新規出店にともなう人件費の増加、店舗改装費の増加などで、減益となった。
セグメント別では、レンタル事業が好調だったものの、店舗販売や写真卸販売事業などが苦戦した。店舗販売事業は売上高が同0.4%増の1365億3500万円、セグメント利益は同32.1%減の10億3500万円となった。EC事業では、15年5月に「カメラのキタムラアマゾン店」が「Amazonマケプレアワード2014」のカテゴリー賞を受賞したほか、15年3月には「カメラのキタムラヤフー店」が「年間ベストストア」を8年連続で受賞した。
同社は次期に向け、オムニチャネル化をさらに進め、店舗とECで客数・売上高の拡大を目指す。店頭では、ネット会員募集・タブレット端末でのおすすめ商品提案・ネット注文の拡大に向けたスマホアプリの使い方説明を実施。ネット会員に向けては、新カテゴリー商品の増加などを実施する。