離れた家の様子がネットワークカメラを介してスマホで見られる。よい時代になりました。
ネットワークカメラがもたらすものは何か。「安心」ではないでしょうか。自宅でお留守番しているペットの様子を見たりとか、遠くで暮らす年の離れた両親の体調を確認するとか、相手の様子がわかる。それによって安心感が得られるわけですな。
ただ、問題もないわけではない。ひとつはカメラの都合上、画角を外れたものはどうしようもないわけです。つまり物理的に写せない。外見にも注意です。監視カメラのようなごついレンズがテレビの上に付いてると、見られているようでどうにも気になるというご年配の方、実はいらっしゃいます。
そういうわけで、遠隔操作で動かせる、ついでに外見に愛嬌もある、ネットワークカメラ搭載ロボットなんかどうでしょうか。「Bayper(バイパー)」です。
Wi-Fi接続でスマホやタブレットを使って自在に操作できるネットワークカメラ搭載ロボットです。130万画素のカメラを搭載し静止画、動画の撮影ができます。遠隔操作で動かせるので対象物がフレームアウトしても追いかけられるわけです。
アプリには1つの十字キーと4つのアイコン(アクション、通話、写真撮影、動画撮影)が表示されます。十字キーを動かしたい方向にタップすると、2つの車輪で前後左右に動きます。
主観ではありますが、なかなかかわいく動いてくれます。仮に機械むき出しで6本の長い足ですごい速度で走ってくる……という奇っ怪な外見ですと、初対面の人は「ギョエエエ!」となってひっくり返ってもおかしくないですが、こいつの見た目はおとなしいもの。老若男女に親しまれると思います。
胸部にはカメラがあり、リアルタイム映像がスマホに届きます。集音マイクはもちろん、スピーカーも搭載しているので、通話もできます。アクションボタンをタップすることで、笑い声を出したり、怒ったような動きをさせることも可能。
ちなみにカメラの解像度は720p(1280×720ドット)。撮影した動画の解像度も同じです(15fps)。
ちなみに、充電器から距離2m、角度左右30度内にBayperを連れていき、アプリの充電アイコンをタップすることで、Bayperは自動で充電器に戻り、充電を開始します。遠隔操作中にバッテリーの残量が危なくなったら、とにかく充電器の近くまで操作すれば、あとは自力でなんとかするスグレモノです。
ざっくりと紹介してきましたが、自分から動けるというのが結構ありがたいです。自宅であれ、あるいは職場であれ、全体像を1つのカメラで写すというのはとてもむずかしい。その点、Bayperは自分で動かせるので、気になったところが見られる。これは大きなメリットではないでしょうか。
そして、外見に愛嬌もあります。部屋に置いても、家族が眉をひそめないデザインになっていると思います。小さなお子さんと遊んであげる際にも活躍するかもしれません。
本体サイズはおよそ幅17.7×奥行き17×高さ15.1cm。充電時間は約8時間で、稼動時間は約5時間(カメラ起動のみ)となっています。
価格は2万9800円です。気になった方はアスキーストアへ。この機会に、ぜひ。