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TV&VODなんでもOK、「ESPRIMO WF1/X」の性能をベンチマークで確認

2016年02月26日 09時00分更新

文● オオタ/ASCII.jp

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 富士通「ESPRIMO FH77/XD」は、23型ワイドフルHDディスプレー(1920×1080ドット)の一体型PC。前回はその外観について紹介したが、今回はその性能をベンチマークで見ていこう。

CPUはIntel Core i7-6700Tと処理速度早め

 CPUはインテルの第6世代プロセッサー「Skylake」シリーズのIntel Core i7-6700T(2.8GHz、TB時3.6GHz)。TDPが35Wと末尾に「T」が付く省エネタイプのCPUを採用している。省エネタイプのCPUは通常モデルのCPUよりもその性能は落ちてしまうが、「ESPRIMO FH77/XD」はテレビチューナー搭載モデルであり、PCを付けっぱなしにする需要が高い。消費電力の面から見るとこのチョイスは正しいだろう。

 一方でストレージは2TB HDDとTVの録画を踏まえた大容量タイプのものを搭載。メモリーはPC4-17000 8GBだが、購入時点ではシングルチャネルなので、必要に応じて8GBのメモリーを追加してデュアルチャネルにしたいところ。メモリーへのアクセスのは、背面カバーを開ければ簡単にアクセスできる。グラフィックスはチップセット内蔵のIntel HD Graphics 530だ。

背面カバーの開閉には工具は必要ない

メモリーへのアクセスはプラスドライバーで行なえる

どこまでできる?
ベンチマークソフトで計測

 Windowsの快適さを測定するWindowsシステム評価ツールを「WIN SCORE SHARE」で実行してみたところ、総合点は「5.2」。高スペックのCPUとシングルチャネルとは言え8GBのメモリーを搭載しているので比較的良好なスコアを記録した。グラフィックススコアの「5.2」は、チップセット内蔵のGPUであるためしょうがないところ。3Dグラフィックスのゲームなどをしないのであれば、Windowsの快適さにはあまり影響を与えない。

「WIN SCORE SHARE」での計測結果

 家庭での一般的な利用シーンの快適さを計測する「PCMark 8」の「Home Accelerated 3.0」では「3366」という結果に。飛び抜けてすごい結果という訳ではないが、ホームユースPCとしては充分過ぎるスコア。4K(3840×2160ドット)のテストも行なう「Creative conventional 3.0」でも「3170」と標準的なスコアを記録した。GPUを使わないタイプのソフトであれば問題なく利用できるだろう。

「Home Accelerated 3.0」では「3366」

「Creative conventional 3.0」では「3170」

VOD利用も問題なし
お財布にも優しいお茶の間PC

 「ESPRIMO FH77/XD」は、一体型PCとしては充分過ぎる性能を持ったPC。テレビはもちろん、普及し始めているVODサービスを利用する場合にも力を発揮する。消費電力は標準時約36Wと家計にも優しい。テレビとPCの買い替えを検討している人には一考の余地はあるだろう。

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