高性能CPUと大容量メモリ搭載、トランスコーディングやDLNA機能も「ReadyNAS 212/214」
家庭内の動画/音楽データ配信に適した「ReadyNAS」2機種発表
2016年02月10日 06時00分更新
ネットギアジャパンは2月9日、家庭向けネットワークストレージ(NAS)の新製品「ReadyNAS 212」および「ReadyNAS 214」を発表した。高性能CPUと大容量メモリを搭載し、再生デバイスの性能に応じて動画を変換(トランスコーディング)できるなど、家庭内における動画や写真、音楽などマルチメディアデータの配信に適した設計がなされている。
ReadyNAS 212はSATA HDD×2台、ReadyNAS 214はSATA HDD×4台を搭載可能なモデル。いずれもクアッドコアのARM Cortex A15/1.4GHzと2GBのメモリを搭載しており、1080pのHD動画(MPEG4、H.264、H.265)の配信要求にも遅延なく対応する。
内蔵するギガビットEthernetポート×2を束ねる(チーミング、リンクアグリゲーション)ことで、最大2Gbpsのネットワーク帯域を利用可能(対応スイッチが必要)。また、マルチメディアデータを再生デバイスの性能に最適化するトランスコーディング機能も備える。
さらに搭載する最新OS(ReadyNAS OS 6.4.2)は「ReadyDLNA」機能を備えており、マルチメディアサーバーとしても利用が可能。DLNA対応メディアプレーヤーへのストリーミング配信ができる。ハイレゾ音源にも対応。
加えて、ネットギアのクラウドサービス「ReadyCLOUD」を利用することで、外出先のスマートフォンなどからでも安全に家庭内のReadyNAS 212/214にアクセスし、マルチメディアデータの再生ができる。さらに友人などとのファイル共有、PC/Macとのフォルダ同期なども可能だ。
そのほか、ReadyNASシリーズが備える“5段階のデータ保護”機能により、重要なデータを安全に保存できる(関連記事)。
希望小売価格(税込)は、ReadyNAS 212が10万8000円、ReadyNAS 214が14万400円。販売開始は2月中旬から。