「インストールされない」「使われない」「儲からない」ーー100本超のアプリ運用実績を持つ「エキサイト株式会社」の事例から、アプリを失敗で終わらせないためのノウハウを学ぶ書籍『事例に学ぶスマホアプリマーケティングの鉄則87 企画からプロモーション、分析、マネタイズまで』。本書の中から、現場ですぐに使える「鉄則」を厳選して紹介します。
Facebookにはさまざまなアプリの広告が表示されます。競合他社の広告を参考にして、より効果的なクリエイティブバナーを作成しましょう。
効果的な広告クリエイティブを作成する方法
Facebook広告のクリエイティブバナーは、1200×628ピクセルが推奨されており、「画像の中のテキストはクリエイティブの20%を超えてはいけない」などのルールがあります。ルールを無視してクリエイティブを作っても配信できませんので、作成前にガイドラインを必ず確認しておきましょう。
他社が出稿しているさまざまなアプリのクリエイティブを見ると、アプリのジャンルによって、一定の傾向があることがわかります。
●非ゲーム系
●ゲーム系
自社のアプリに近いジャンルのアプリがどのようなクリエイティブを作成しているのかあらかじめ調べ、傾向を踏まえて作成しましょう。
たとえば「エキサイトニュース」の場合、以下の点に気をつけてクリエイティブを作成しています。
- 最新の端末写真にスクリーンショットを合成して配置する
- 「ニュース」というキーワードを入れる
- ユーザー行動を想定したキャッチコピーを付ける
- フォントカラーを変えて目立たせる
- iPad向け広告には売りである「横向き対応」を訴求する
同じアプリであっても、広告配信先のターゲットによってクリエイティブは変える必要があります。実際の出稿時には、セグメントごとに異なるクリエイティブを作成してA/Bテストを実施し、広告効果を高めていきます。Facebook広告は管理画面上で広告効果をリアルタイムで確認できるので、出稿中にしっかりモニタリングし、PDCAを回していきましょう。