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Core M、256GB SSD搭載でどこまで普段使いに通用する?

仕事用にほしいと思ったデタッチャブルノート「dynabook RX82」の性能を知る

2016年01月23日 11時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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「dynabook RX82/TBP」

 東芝の「dynabook RX82/TBP」は、ディスプレー部が着脱可能な12.5型デタッチャブルノートパソコン。デジタイザーが付属し、内蔵アプリ「TruNote」を使えば手書きでメモや資料を作成できるほか、モバイルノートながらミニD-sub 15ピンやEthernet端子を搭載しているのが特徴だ。

モバイルノートながらミニD-sub 15ピンやEthernet端子を搭載。USB 3.0もしっかり備える

 前回dynabook RX82/TBPの外観や使い勝手について紹介した。今回は、dynabook RX82/TBPが仕事のメインマシンとして使用できるかどうか、性能をベンチマークで計測してみたので紹介しよう。

普段の作業には問題なく使えそう

 dynabook RX82/TBPは、Core m3-6Y30(900MHz)、4GBメモリー、256GB SSDという構成だ。注目すべきポイントは、CPUにCore mを採用している点と、ストレージが256GB SSDという点だろう。

 Windowsシステム評価ツールのWIN SCORE SHAREでは、「プロセッサ」が7.1、「メモリ」が5.9、「グラフィックス」が5.4、「プライマリディスク」が8.1という結果だった。また、PCの総合的な性能を計測するPCMark 8では、2347だった。WIN SCORE SHAREをみると、やはり256GB SSDを搭載しているのでプライマリディスクの結果が高い。また、プロセッサの数値もそこまで悪くない。PCMark 8の結果でも、同じ東芝のデタッチャブルノートでAtomを搭載するマシンと比べると大幅に上回る結果となった。

 何日か仕事で使ってみて、普段の作業で遅いなどイライラすることもなかったので、仕事で重い画像や動画の編集などをする必要がなければバリバリ使えるだろう。

WIN SCORE SHAREの結果

PCMark 8の結果

 ストレージのアクセス速度を計測するCrystalDiskMarkでは、ソーシャルリケードが555.1/秒と好スコアだった。やはり256GB SSDを搭載しているのはデカイ。HDDやフラッシュメモリーを搭載するマシンと比べても、パソコンの起動やデータのダウンロードが速いので、普段の作業でもおおいに活躍してくれる。

CrystalDiskMarkの結果

 また、ゲーミング用途ではないのだが、軽めのMMORPGやブラウザーゲームならプレーできるかもしれないと思い、ゲーム系のベンチマークも計測してみた。

 3DMarkでは、「Sky Diver」が1380、「Cloud Gate」が2398、「Ice Storm」が2万5570という結果だった。大型MMORPGなど負荷の高いゲームをプレーするのは厳しいかもしれないが、負荷が低めのMMORPGやブラウザーゲームはプレーできるかもしれない。個人的に楽しみにしていて、1月29日からプレミアムクローズドベータテストが始まるゲームオンの「ロードス島戦記」などは、必要スペックをかなり抑えているので普通にプレーできるのではないかと期待している。

3DMarkの結果

 「ドラゴンクエストX ベンチマーク Ver.1.4k」では、標準品質、1280×720ドットという設定で2733(やや重い)、低品質、1280×720ドットという設定で3666(普通)だった。解像度やグラフィック設定を変更すればプレーできなくもないが、ガッツリプレーというのは厳しそうだ。

「ドラゴンクエストX ベンチマーク Ver.1.4k」の結果

これからモバイルノートもタブレットもほしいという人にオススメ!

普段使いのモバイルノートとして活躍する性能に加え、ディスプレー部を取り外してタブレットとしても使える。付属のデジタイザーとTruNoteで紙のノートの代わりにもなる

 dynabook RX82/TBPは、私が普段行なっている文章作成やウェブ閲覧、取材で撮ってきた写真の読み込みなどは、問題なく快適にできる。加えて、会社の会議や大学の授業などでデジタイザーとTruNoteを使ってノートの代わりにすることも可能なほか、ディスプレーを取り外してタブレットのように手に持ってウェブ動画を閲覧したりもできる。仕事でもプライベートでも十分使えるモバイルマシンとして活躍するだろう。

 来年度から新社会人、大学進学など新たな生活が始まる人や、これからモバイルノートパソコンもタブレットもほしいと考えている人は、どちらも1台で可能なdynabook RX82/TBPを選択してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 dynabook RX82/TBP
CPU Core m3-6Y30(900MHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 515
メモリー 4GB
ストレージ 256GB SSD
ディスプレー 12.5型(1920×1080ドット)
光学式ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
インターフェース ディスプレー部:USB Type-C×1、MicroHDMI端子×1、マイク入力/ヘッドフォン出力端子×1、microSDカードスロット×1 キーボードドック:USB 3.0端子×2、HDMI端子×1、ミニD-sub 15ピン×1、Ethernet端子×1
内蔵カメラ 前面:約200万画素ウェブカメラ、背面:約500万画素ウェブカメラ
内蔵センサー 電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサー
サイズ/重量 およそ幅309.0×奥行215.2×高さ21.0mm/約1.43kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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