背後からの覗き見を防ぐ!「人感センサー」を搭載
セキュリティー面でも外出先でのさまざまな事態に備えた機能が用意されている。1つは、指紋認証センサーだ。セキュリティーとして生体認証の堅牢さは今さらだが、指紋認証センサーを使用した場合は、当然パスワードを必要としないので、メモしてあったパスワードの紛失や、「LIFEBOOK WS1/W」が盗難にあった場合、パスワードを総当りされて破られるといった心配から開放されるのは大きいだろう。
もう1つ、「LIFEBOOK WS1/W」には「覗き見お知らせ機能」というユニークな機能を搭載している。これは、フロントのウェブカメラを利用した「人感センサー」の1機能のひとつで、背後から誰かから覗かれている場合は、ディスプレー右下に警告ウインドウを表示される。覗いているかどうかは顔認証機能を使用している。
人感センサーは覗き見お知らせ機能以外に、パソコンから離れた場合、指定した経過時間で自動的にディスプレーを消灯する機能もある。ディスプレーの消灯やスリープ機能は元々あるが、指定した経過時間で設定されている以上、意図しないタイミングで作動してしまう場合があるのが難点だった。「LIFEBOOK WS1/W」は、正面に利用者がいなくなったタイミングでカウントするので誤爆の心配がないのはうれしいところ。なお、パソコンを長時間操作している時に、休憩をオススメしてくれるカーナビみたいな「休憩オススメタイマー」という機能もある。
参考までにベンチマークも計測してみた
ビジネス用途に強いといっても、やはりどの程度まで利用できるか気になるところ。総合系ベンチマークソフト「PCMark 8」から、ブラウジングやビデオチャットなどの通常作業におけるパフォーマンスを測るHome Acceleratedで計測してみた。CPUはIntel Core i5-6200U(2.30GHz)、メモリーは8GB、内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 520の構成だ。
スコアは「Home」が「3232」という結果になった。これはブラジングはもちろん、オフィスソフトや動画閲覧には不自由を感じないが、負荷の高いオンラインゲームは厳しいという数値。カスタマイズでCPUはIntel Core i7-6500U (2.50GHz)まで、メモリーは12GBまでアップグレードできるが、GPUは変更できない。3DグラフィックスのゲームはほかのゲーミングPCに任せよう。