日本経済新聞社が4日発表した2015年「日経優秀製品・サービス賞」で、通販関連商品・サービスから、ファッションレンタルサービス「エアークローゼット」などが優秀賞を受賞した。
「エアークローゼット」は日経MJ賞の優秀賞を受賞。月額6800円（税別）のファッションレンタルサービスで、服の好みを登録すれば、数十人のスタイリストからコーディネートの提案が受けられる。働く女性や助言が欲しい女性の支持を集めた。無料登録者は6万人に達し、在庫不足で月額会員への移行を一部制限するほどの人気ぶりだった。
日経産業新聞賞では、ヒト型ロボット「ペッパー」（ソフトバンクロボティクス）、スティック型パソコン「m－Stick」（マウスコンピューター）が優秀賞を受賞。ペッパーは、人工知能（AI）を活用し、人の感情が理解できるロボット。2015年6月の発売以降、毎月1000台が予約開始直後に完売。日産自動車やみずほ銀行などが店舗での接客などに活用している。200社がアプリ開発の参加を表明しており、スマートフォンのような存在を目指している。
「m－Stick」は、キーケース程度の小型ケースにパソコンの機能を詰め込んだスティック型パソコン。テレビなどの映像入力端子につなげば、テレビをディスプレーにして通常のパソコンのように使用できる。2014年12月に発売し、発売日には数千台が即完売した。日本経済新聞電子版賞では、台湾・香港向け訪日旅行サイト「楽吃購（ラーチーゴー）」（ジーリーメディアグループ）が最優秀賞を受賞した。
