「LIFEBOOK WS1/W」は、13.3型ワイドのディスプレーを搭載した「LIFEBOOK SH」シリーズのカスタムメイドモデル。
「LIFEBOOK WS1/W」のコンセプトは、「トライアスリート」。これはスイム・バイク・ランの3つの種目を1人の選手がこなすトライアスロンのように、総合的な「パフォーマンス」と、モバイル・マルチベイ構造や豊富な入出力端子による高い「順応性」、そして1日中駆動できる「スタミナ」を兼ね揃えたオールインワンノートPCを目指したモデルとなっている。
加圧試験や落下試験を好成績でクリア
天板と底面にはマグネシウム合金を採用。天板全面に加圧をかける「全面加圧試験」では約200kgf(重量キログラム)の重みに、天板1点に加圧をかける「1点加圧試験」では約35kgfの数値をクリア。「落下試験」では机の上から落とした場合を想定した高さ76cmからの落下も問題ないという。
最近減ってきたアナログRGBを搭載
側面には、ビデオ出力としてHDMIと最近搭載されるノートPCが少なくなってきたアナログRGB(D-SUB 15ピン)を搭載する。利用シーンが減ってきたと思われがちなアナログRGBなのだが、ビジネスでは以外にまだまだ現役。出先でのプレゼンテーションを行なう場合、接続先のプロジェクターがアナログRGBしかサポートしていないという場合が多いのだ。変換アダプターを持ち歩けばとも思うが、この手の小物は必要なときにけっこう忘れがちになる。使用用途でアナログRGBの利用が想定されている場合、最初からサポートしているに越したことがない。
USB 3.0は3つサポート
左側面に1つ、右側面に2つ
USB 3.0は右側面に2つ、左側面に1つの計3つサポートする。右側面に2つと若干変則的だが、左側面にはアナログRGBを用意しておりスペースの余裕が見当たらないため致し方ないところだろう。
キーボードはキーの重さを2段階に調整
キーボードのキーピッチは横約19mm(縦約18mm)、キーストロークは約1.2mm。指の力に合わせてキーの重さを2段階に調整されている。タッチパッドは押し間違いを軽減できる独立した2ボタンタイプを採用している。
バッテリー駆動時間は最大約15.8時間
増設用バッテリーと合わせたら約21時間
内蔵バッテリーは標準だと4セル 51Whだが、カスタマイズにより6セル 77Whに変更可能だ。さらにDVDスーパーマルチドライブを取り外し、増設用内蔵バッテリーユニット(28Wh)を装着することもできる。これにより、タッチパネル非搭載・SSD選択時の場合、6セル 77Whで約15.8時間、増設用内蔵バッテリーと併用時には約21時間の連続駆動時間を維持できる。
次回はスペックやソフトウェア面をチェック
どちらかと言えばビジネスシーンで役立つ仕様にカスタマイズされている「LIFEBOOK WS1/W」。次回はそのスペックやソフトウェア面から見ていこう。