Webサイト制作に欠かせない「写真」。予算削減の影響で、Webデザイナーやディレクター、企業のWeb担当者など、プロカメラマンではない人たちが撮らなければならない機会が増えています。『デザイナー&ディレクターが写真を上手に撮る本』から、ネイルサロンのWebサイトに必要な写真の撮り方を抜粋して紹介します。
第1回のテーマは、施術中の様子をアップでとらえ、Webサイトで「丁寧な仕事ぶり」を表現する方法です。
今回作成するサイトは「ネイルサロン」
個人経営の小さなネイルサロンのサイトを想定したサイトです。顧客もスタッフも女性中心なので、仕上がり、安心、安全などが感じられるようなサイトデザインに使う写真を撮影します。安心感や清潔感を感じられる撮り方を中心に解説します。
Webサイトの目的
- 地爪を削らない、爪を大切にするジェルネイルのサロンを強調する
- 店舗内、スタッフなど、ナチュラルでかわいらしさをアピールして来店を促す
- 「新着のネイル事例」で更新感を出してWebサイトへのアクセスを増やす
トップページ
1.トップページ写真
地爪を削らない、爪を大切にするジェルネイルのサロンの狙いに沿った写真を撮影します。サンプルのネイルサロンであれば、丁寧な仕事ぶりを、施術工程中のさまざまなシーンをクロースアップで撮影して表現します。あらかじめお店側に1人のお客さまにする施術に立ち会いたいと伝えておきます。モデルになるお客さまがいない場合は、友人・知人にお願いします。モデルが限られている場合、狙った通りの写真を撮るため長期間に渡ることもあるので、最初にリスクを考慮したスケジュールをシミュレーションしておきます。
このサンプルはネイルサロンですが、同じようなシチュエーションとして、美容院、理髪店、エステサロンなどがあります。
⇒今回と第3回で解説します。第3回では女性の肌の見せ方を解説します。
ショップページ
1.当店の紹介
「どのような場所で施術されるのか」という、お客さまの不安感を払拭する必要があります。露出アンダーにならない、明るい写真にします。
⇒第2回で解説します。
2.店内小物
店内にある小物を撮影して、お店のセンスをアピールします。カタログ写真にならないような撮り方が必要です。
⇒第2回で解説します。
3.スタッフ
どのような人に施術してもらえるかも、お客さまにとっては大いに関心があるところです。スタッフの人柄が伝わる、お客さまに共感してもらえる明るい写真が必須です。
⇒第2回で解説します。