フォステクスは11月13日、アナログ技術を駆使した高品位な真空管ヘッドフォンアンプ「HP-V8」を発表した。11月下旬に発売する。
オーディオ用として評価の高い「KT-88」を使った独自電源システムStabilized Tube-controlled Power Circuit(ST- PC)を採用することで残留ノイズをS/N比115dBまで低減。電圧増幅管には「E88CC」、出力管には「300B」を出力管に使用するなどオーディオ機器では定評のある真空管を搭載。
電源部にはBando Electronics製トロイダル電源トランス、ヒータートランス、チョークトランスを採用。出力トランスには橋本電気社製のバランス、アンバランス出力対応カスタムアウトプットトランスを搭載。ベースプレートには質量2kgのアルミ板を使用し、出力管との間にテフロンとOFC(Oxygen-free Copper)プレー トを使用するなど振動ノイズを徹底的に排除した設計。
入力はRCA(L/R)アンバランス×1、出力はXLR(4極)バランス×1、6.3mmスレテオ(アンバランス)。本体サイズは幅430×奥行き416×高さ245mm、重量は約31kg。価格は95万400円。