富士通は、Android 5.1搭載のSIMフリースマートフォン「arrows M02」、またSIMフリータブレット「arrows Tab M01」を発表した。MVNOなどに順次提供を開始する。発表会では、まず富士通 執行役員 パーソナルビジネス本部 本部長 竹田弘康氏が法人向けおよび個人向け、文教向けPC製品などを紹介、執行役員 モバイルフォン事業本部 本部長 高田克美氏がスマートフォン・タブレット新製品の解説を行なった。
Android 5.1搭載のSIMフリースマホ
「arrows M02」
「arrows M02」は、高コントラスト・広視野角で視認しやすい5型有機ELディスプレーを採用。NTSC比100%超の色再現性により、実物に近い表現を可能とした。応答速度が速く、動きの速い動画もブレないとしている。独自機能「スーパークリアモード」により、周囲の環境に合わせ輝度とコントラストを自動調整し、屋内外を問わず画面を明瞭に見ることができる。
バッテリー容量は2330mAh、富士通の独自技術「ヒューマンセントリックエンジン」の省電力機能により3日間以上使用できる電池持ちを実現した。
防水(IPX5/8)/防塵(IP6X)に対応しており、さらに米国国防省の調達基準「MIL-STD-810G」の14項目にも準拠。内訳は、防水(浸漬)・防水(風雨)・防塵・耐衝撃・耐振動・耐日射・防湿・塩水耐久・高温動作・高温保管・低温動作・低温保管・低圧動作・低圧保管となっており、キッチンやお風呂、真夏のビーチのようなシーンでも安心して使える。
このほか、利用者や使う場所に合わせた最適な聞きやすさを手依拠する「スーパーはっきりボイス4」「スーパーダブルボイス」、日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS」も搭載。
サイズ(H×W×D)は約141×68.9×8.9mmで、重量は約149g。OSはAndroid 5.1/Leaf UI。「おサイフケータイ」もサポートしている。カラバリは、Black、White、Pink(ケイ・オプティコム専用カラー)。
主なスペック | |
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製品名 | 「arrows M02」 |
ディスプレー | 5型HD有機EL、Corning Gorilla Glass 3、NTSC比100%超、手袋タッチ |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ(H×W×D) | 約141×68.9×8.9mm |
重量 | 約149g |
CPU | MSM8916 1.2GHz Quad Core |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 16GB |
外部ストレージ | microSD/microSDHC |
通信 | LTE:2.1GHz/1.7GHz/900MHz/800MHz、3G:2.1GHz/900MHz/800MHz、GSM:1.9GHz/1.8GHz/900MHz/800MHz |
OS | Android 5.1/Leaf UI |
カメラ画素数 | アウト:約800万画素/イン:約240万画素 |
バッテリー容量 | 2330mAh |
連続通話時間 | VoLTE:約700分/3G:約630分 |
連続待受時間 | LTE:約540時間/3G:約670時間 |
通信機能 | IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0、テザリング対応 |
防水/防塵 | ○(IPX5/8)/○(IP6X) |
そのほか | GPS、NFC、FeliCa、MIL規格14項目準拠 |
指紋認証搭載の防水タブ「arrows Tab M01」
「arrows Tab M01」は、マルチユーザー機能を搭載しており、利用者ごとにアプリ・設定・データなどを個別に持てるため、プライバシーを守りつつ家族などで1台のタブレットを使うということが可能。指紋認証(スマート指紋センサー)により、指でなぞるだけでロック解除と同時に自分専用の画面に切り替えられる。
また、一度に多くのデータを受信できる技術により、Playストアのアプリや動画などのコンテンツをスピーディーにダウンロードできる「高速ダウンロード」に加えて、「マルチコネクション」も搭載。マルチコネクションは、Wi-Fi接続時に通信速度が遅くなった場合などに、3G/LTEに自動で追加接続し、補うという機能だ。
「arrows M02」同様、防水(IPX5/8)/防塵(IP6X)に対応しており、さらに米国国防省の調達基準「MIL-STD-810G」の14項目にも準拠している。端末底面には滑り止め「グリップエッジ」を採用し、お風呂場やキッチンなどでも手軽に立てかけられる。