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恒例!! 「iPhone 6s Plus」ローズゴールドを痛化だ!

2015年09月29日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax)、編集●ハイサイ比嘉

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痛化シールのバージョンアップ内容について

 今回のシールを見てみよう。2014年バージョンからすると、各所にミリ単位の調整を加えたものになる。iPhone本体に対する上部と下部の到達点が異なるほか、四隅のR値も上下で変更している。シール素材は引き続き塩ビを採用。

 まず、上部と下部の到達点に差をつけた理由は、ポケット対策。筆者は音楽を聴きながら歩くことが多く、iPhoneを上下逆にポケットに入れる形にしている。またその際、角度をつけているクセがあると分析の結果分かり、取り出すときはズボッと手を入れてつかんでいることも判明。

 問題は取り出すときで、本体中程を持つ過程でどうしてもiPhone下部の丸み側に手のひらが触れてしまい、シールの端がまくれてしまう可能性が高い。その対策として、シール下部側に少しゆとりを持たせることにした。

今回は細かな変更点が多い。分かりやすいのは下部のシール到達点の違いで、自分の使い方のクセに合わせて変更してみた。実機にセットしてみた感じでは、もう1mm〜1.5mm削ってもよさそう

 四隅のR値も同様の理由で、持つ場合に手のひらがどれだけ触れるかから逆算して、R値を上部に対して下部は0.2ほど削っている。見た目ではほとんど差はないのだが、自分の使い方に合わせて最適化するのは、とても楽しいので実行した形だ。なお、記事末に掲載している型紙データのR値は上下ともに同じ数値のバージョンだ。

大雑把にR値を決めると、端っこからはがれる要因になりやすいので、リテイクが多かった

 あきらめたのは本体正面側。2014年バージョンではベゼルへの処理はあきらめ、上下の空間用のシールを作成したが、2ヵ月ほどではがれてしまったので、耐久性の観点からナシにした。

 対応策として、おむつのように背面側シールと一体にすることも思いついたのだが、テスト作成の結果はかんばしくないものだった。めくれやすい部分が生じてしまい、その解決策が思い浮かばなかったということもある。ほとんどシール状のケース作成に近いノリなので、ケース専門メーカーさんに相談してみると、打開策が生じるのかもしれない。また機会があれば続報をお届けできるだろう。

iPhoneを買ったときについているデフォルトの保護シート的なものも考えたが、一部透明にする必要があり、コスト的な問題が山積み

というわけで、表面はそのままにした。はがれやすいのは面白くないし、また解決策を考えておきたい

今回はAppleロゴを残してみたが、ちょっとイラストの配置が難しい。持った場合、手で隠れる部分があるしと妥協してみたり

 では、2015年の「あいおす」さん(仮名)を見ていこう。2014年バージョンでは、Apple Watchを装備していたり、コントロールセンターを投影可能になっていたりと、システム的な追加要素や新規要素を取り入れてきた。

 今回はローズゴールドが新色として追加されたので、同カラーのメガネを追加し、特定需要に応える方向になっている。

 また、ポージングも3D Touch的な動きとしている。イラストレーションを担当した吉田犬人先生曰く“指ぐに”とのこと。平素から吉田犬人先生が活躍しているジャンルからすると、何を指ぐにしているのかと考えてしまうが、そのあたりはGoogle先生に聞いてみてほしい。(編注・単行本が販売されているのでリンクを貼ろうと思ったのですが、年齢制限的な事情でダメでした。検索してください)

「あいおす」さん(仮名)は、ASCII.jpにおけるApple製品痛化用に用意されたオリジナルキャラクターで、詳しい設定はビジュアルだけというお嬢さんだ。たまにディスプレーのレビューで表示されたりもしている

 そんなわけで「iPhone 6s Plus」を触りつつ、シールをぺたりとしてみたのだが、「iPhone 6 Plus」からの増量分はほどよく体感できる。重いのがイヤだなぁとおもったのであれば、ジャケットよりも微増で済むシールにすべきだろう。ただ本体端への傷の回避は難しいので、悩ましいところではあるが。さて、このあとは、筆者の予約した「iPhone 6s Plus」が入荷次第、各種チェックに入っていく。在庫はキャリアによってはまだあるようだが、急いで買う必要もないし、更新月までまだ間がある人も多いと思われる。それまでゆっくりとシールを作成してほしい。

後日、ようやく入手した筆者自身の「iPhone 6s Plus」も痛化した!

「iPhone 6s Plus」用シールデータ

 というわけで、OneDriveにシールデータを用意した(データはこちら)。ファイル形式はaiとEPS形式。ともにIllustrator CC 2015で生成したものだ。本データは個人に限り自由に使用してかまわないが、製品でのチェックは一切していないため、調整は必須と思われる。上記しているが、やや下部が長めなのでちょっと短くするといいだろうか。もちろん、笑顔の自己責任方式なのでサポートは一切ない。そのあたりを理解できるのであれば、遊んでみてほしい。


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