ワクワクする未来に向け、
大胆に進化した「iPhone 6s」シリーズ
iPhoneは、偶数年に出る(モデルナンバーが上がる)モデルでは、見た目が大きく変わり、その分、中の機能はあまり大胆に変えないように機能の洗練程度にとどめることが多い。
一方、奇数年に出るモデルナンバーにSがつく「Sモデル」は、外観デザインこそ前モデルと同じだが、中身が大胆に変わっていることが多い。
そんなSモデルの中でも、「iPhone 6s」シリーズは、3D Touchという新しい操作体系と「Live Photos」という新しい写真表現に同時に取り組んだ、かなり意欲的なアップグレードだ。
どちらの機能も、今後のスマートフォンの操作や、インターネット上のコミュニケーションのあり方を根本から変えてしまう可能性を秘めている。
もっとも「Live Photos」に関しては、これからアップルが規格をオープンにして他社のパソコンやスマートフォンでも再生可能にするのかなどによって、どこまで広まるかが大きく左右されるかもしれない。
21世紀を感じさせる面白い表現なので、できればオープンな規格として他社にも採用を呼びかけるような形で動いてもらいたい。
「3D Touch」やそれに反応する「Taptic Engine」、新たにiOS 9で進化した「Siri」(動画を参照)。さらに「Live Photos」といった機能に触れていると、アップルが着実に1歩ずつワクワクする未来を切り開いていることが実感できる。
米国では、定額を支払うと、大手キャリアの2年契約などに縛られず、毎年最新のiPhoneが入手できるプログラムが始まった。毎年1歩ずつ未来へと足を踏み入れるワクワク感をひとりでも多くの方に味わってもらうために、同じプログラムをすぐに日本でも始めてほしい。実際に「iPhone 6s」シリーズに触れると、改めて同じ思いを強く持つ方は多いはずだ。