公共施設やカフェなど、最近ではさまざまな場所で公衆無線LANサービス経由により、インターネットに接続できるようになった。暗号化されていないWi-Fiでは機密性の高いネットバンキングなどの利用は避けたいところだが、Macで手軽に利用できる環境はありがたいものだ。
しかし公共無線LANに接続したとき、Finderのサイドバーにある「共有」項目に見知らぬ他人のコンピュータ名が表示され、ぎょっとした経験はないだろうか。
ここには同一ネットワークに接続されたデバイスが表示される。クリックしたところで、それだけで中身にアクセスできるわけではないが、もし自分がコンピュータ名に本名を使っている場合は要注意だ。他人のコンピュータ名が見えるのと同じく、自分の名前が他人のFinderに表示されているかもしれない。
自分のMacがどのような名前か気になる人は、コンピュータ名をチェックしておこう。「システム環境設定」から「共有」を開き、「コンピュータ名」の欄を見れば、Macでの表示名を確認できる。「たかしのMacbook Pro」など本名が入っていたら、見られても構わないネーミングに変更しよう。
Windows機での表示名を変更するには、同項目の「編集」ボタンをクリックして表示したい名前を入力する。こちらはかな入力は使えないので、英数字で設定する。
コンピュータ名に本名が表示されたところで、すぐに個人情報が悪用される心配はそれほどないかもしれない。しかし公共の場でネットワークを使う機会が多いのであれば、今回の設定は早めに確認しておいた方が安心と言える。