エプソンは、3D対応フルHD液晶プロジェクター「dreamio(ドリーミオ)シリーズ」の新機種「EH-TW5350S」、「EH-TW5350」を8月20日に発表し、8月27日から発売する。
本モデルは、エプソンのフルHD(1080p)液晶プロジェクターの製品群のなかではもっとも低価格に位置し、同社のベストセラー機であるTW5200の後継機種にあたる。
TW5200は2000lmだったのに対し本モデルは2200lm、コントラスト比35000:1と基本性能が向上し、スマートフォンやタブレット、パソコンからMiracast、Intel WiDi、MHL接続、内蔵無線LAN(IEEE 802.11n)などで投写することができる。
発表会の席で、エプソン販売 取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏は、映画の興行成績、コンサートの動員数が増加するなど、エンターテインメント市場が活性化している事例を上げ、「非日常を楽しむ人々が増えている」と話した。また、4Kテレビやハイレゾオーディオの販売の伸び率が顕著なことから、「自宅にいながら非日常体験できるのがホームシアターの魅力」と、アピールした。
エプソン販売 VPMD部長 蟹澤啓明氏は、2013年8月に発売したTW5200が「フルHD低価格プロジェクター」として市場で支持され販売台数が大幅に伸び、購入者数の60%が「初めてプロジェクターを買ったユーザー」だったと説明した。また、購入者のアンケート結果から、「今後、パソコンやタブレット、スマホと接続する需要が増える傾向にある」という。
若年層ほど、映画やドラマのコンテンツをスマホで視聴している傾向が強いとし、新機種が提供する価値として既存のホームシアターファンのみならず、スマホやタブレットと連携し「様々な映像を大画面で楽しんで欲しい」と話した。
EH-TW5350Sはスクリーン付きでエプソンダイレクトの販売価格は11万8778円、スクリーンなしのEH-TW5350は、エプソンダイレクト価格11万2278円。3Dメガネは付属しない。