250個以上のパーツを使った変形ヘッドフォン「THP-01」
記念イベントが代官山で開催された
先日、グッドスマイルカンパニーからリリース予定のトランスフォームヘッドフォン「toon WORKSHOP THP-01」を紹介した(関連記事)。初回出荷は今月末ともう少し先だが(初回予約分は完売)、発売を記念したリリースパーティーが東京・代官山で行なわれたので、プレスカンファレンスの様子を中心に紹介しよう。
プレスカンファレンスでは、グッドスマイルレーシングのレースクイーンである水谷望愛さんと山村ケレールさんが冒頭に登場し、変形ギミックのデモンストレーションを行なった。次に開発の中心人物が登壇した。グッドスマイルカンパー代表の安藝貴範氏、THP-01のプロデューサーでありロックバンド「リンキンパーク」のメンバー、Mr.Hahn、デザインを手がけたメチクロ氏(MHz)、そしてPV制作にはライゾマティクス代表の齋藤精一氏の4人が、この変形ヘッドフォンがリリースされるまでの“産みの苦しみ”を語った。
このヘッドフォンの企画が持ち上がったのは安藝社長とMr.Hahnがロサンゼルスで出逢い、意気投合したところから。Mr.Hahnはロボットが好きで、グッスマはフィギュアなどのトイ関係を扱う会社。自然と何か一緒にやろうという話になり、オーディオ機器を作ることになったという。ブランド名を決めたり変形機構を作ると決めたのも3年前で、紆余曲折ありながらも完成したのが「toon WORKSHOP THP-01」だ。最初は日本刀っぽくしようというアイデアもあったようだ。
toon WORKSHOPのクリエイティブディレクター、メチクロ氏によると、このヘッドフォンは250個以上のパーツによって成り立っており、そのひとつひとつがデザインされているという。好きなようにカスタマイズするのも、楽しみ方のひとつだと語った(ただし、分解すると保証がなくなるという諸刃の剣)。
このヘッドフォンでどんな音楽を聴いてほしいかという質問に対し、Mr.Hahnは「EDMやロック系はパワフルな音で、さまざまな音が使われているので、聴いてみてほしい」とコメント。テストもEDM系の音楽をサンプルに行なっていたようだ。特にベースやキックなどの重低音がハッキリしているので、そのようなチューニングが好きな人にオススメできそう。
PVを担当したライゾマティクスの齋藤氏は「このカチカチ音が気持ちイイですよね。男女関係なく、ついついイジってしまいたくなるヘッドフォンです。PVではこのヘッドフォンに込められた想いと、このフィーリングを表現しています」とのこと。PVには片山右京監督や元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏、大友克洋親子などなど、様々な面々が登場している。このPVを見たMr.Hahnは「普通、こういうPVはスポーツ選手が出ることが多いけど、こういうギークな人たちが出ているのは珍しい」とコメントした。どんなPVかは以下の動画を見ていただきたい。
なお、toon WORKSHOP THP-01の予約や購入は「toon WORKSHOP」公式サイト(こちら)のほか、代官山 蔦屋書店、e☆イヤホン各店(ECサイト含)にて。