薄型軽量、堅牢性、長時間駆動とモバイルノートに欲しい魅力は揃っている
会社/取材/自宅で仕事するライターが、dynabook KIRAを手放せない理由
2015年07月12日 09時00分更新
普段から様々なパソコンを触っていると、あれもいいしこれもいいしと物欲ばかりでてきてしまう。とくにゲーミングパソコンなどに触れる機会があると、これ買おうかな……と悩みに悩んで、結局財布と相談してあきらめてしまう。
そしてその悩みが一番大きい製品がノートパソコンだ。普段から仕事に使用したり、どこでも性能やサイズ、重さ、駆動時間など、快適にできるパソコンを探しているひとは多いのではないだろうか。私はというと、現在使用しているパソコンで十分満足しているので、いくら魅力的な製品がでてもあまり買い替えることに踏み出せないでいる。
そんな私が愛用しているのが、東芝の13.3型「dynabook KIRA V73」のウェブ直販モデル「dynabook VB73/RS」だ。今回は、なぜ私がdynabook VB73/RSを使い続けているのか、その魅力について紹介しよう。
持ち運ぶノートとして重要なのは、軽さと頑丈さ
dynabook VB73/RSは、重さ約1.10kg、厚さ17.9mmと薄型軽量だ。会社で間に合わなかった原稿を家で作業したり、取材にもっていったりと常にリュックの中に入れて持ち運んでいる。前使っていたパソコンだと、取材に行く時にパソコンとカメラをリュックに入れるとギュウギュウになってしまうのでトートバッグにカメラを入れるようにしていたが、dynabook VB73/RSだと薄いので、カメラを一緒に入れてもリュックの中に余裕ができるようになり、トートバッグを別に持つ必要がなくなった。
dynabook VB73/RSは、本体ボディにマグネシウム合金を採用するほか、底面から側面までが一体化するバスタブ構造になっている。パームレスト部分も、応力を分散し斜め方向からの強度を確保するというハニカムリブ構造となっている。
通勤や取材に行く際、どうしても満員電車に乗らなくてはいけなかったり、人にぶつかってしまったりする。電車の込み具合などによってリュックの中のパソコンに加圧がかかったりするので、常に持ち運ぶノートにはある程度堅牢性も必要だ。特に急いでいるサラリーマンなどは、電車を出るとき容赦なく突進してくる。リュックを前で持っていてもごくまれに弾き飛ばされることがあったが、dynabook VB73/RSは動じることなく正常に動いてくれているので助かる。
軽さ、薄さ、堅牢性のどれが欠けても持ち運んで使うモバイルノートとしては使えない。dynabook VB73/RSを安心して持ち運べるのは、この3つが全て揃っているからだ。ただし、リュックにそのまま入れていても壊れはしないのだが、天板部分に小さな傷ができたりするので、フィルムを貼っておいたり、ノートパソコン用のカバーを装着することをオススメしたい。
フルHD&ノングレアは仕事向き!
dynabook VB73/RSの解像度は1920×1080ドット。高解像度すぎると、ウェブ上で情報を調べる際に、文字が細かすぎてずっと見ていると目が疲れてしまう。映画鑑賞や写真編集などの際には高解像度のディスプレーのほうがよいだろうが、原稿を書くために使用していると、フルHDくらいがちょうどいいなと感じる。
ノングレア液晶も同じで、鮮やかな映像や写真を閲覧したり編集する際は発色のよいグレア液晶のほうがいいかもしれないが、その反面映り込みが激しく目が疲れやすい。長時間資料を見たり、文章を作成する際には、映り込みが少なく目が疲れにくいノングレアのほうが作業効率は上がる。実際にdynabook VB73/RSの前はグレア液晶のノートを使っていたが、長時間作業していても目が疲れたなと思う回数は結構減った。
ACアダプターなしでも6~7時間駆動する!
常に持ち運ぶモバイルノートとして重さや堅牢性と同じくらい重要なのが、駆動時間だ。dynabook VB73/RSを電源を100%の状態でACアダプターを外し、4時間ほど作業し続けていると、残量は41%で、残り2時間53分と表示されていた。用途にもよるが、ウェブブラウジングや文章作成などの作業であれば、1回の充電でだいたい6、7時間はこなせるのだ。
また、ACアダプターもリュックに入れても邪魔にならないサイズなので、基本的にパソコンと一緒に持ち運んでいるが、取材に行って作業したり、夜家に持ち帰って会社で終わらなかった作業をする時などは、ACアダプターを持ち帰らなくても十分作業できるのでもし会社に忘れてしまっても電源のことで不安にならないのはありがたい。
USB 3.0×3、HDMI端子も使える!
外で作業する時に、会社の人などと連絡を取るスマートフォンや、喫茶店の騒音をシャットダウンするためのBluetoothヘッドフォンなど、充電が切れると困る製品が何かと多い。そういう時にUSB端子が3つあり、スマートフォンを充電し終わってヘッドフォンを充電するといった面倒くさいことにはならず、同時に充電できるのは助かる。
また、HDMI端子を備えているので、会議などで資料をディスプレーやプロジェクターに投影する時などに役立つ。ただ、SDカードリーダーがSDカードが完全に差し込めるタイプではないので、つけっぱなしにしておくのは危険だ。取材で撮影した写真を編集している時に、会社の外に移動しなければいけない場合などにいちいちSDカードを抜いて別で管理しなくてはいけないのは少々面倒くさい。代わりに、パソコンに挿しっぱなしでカメラにSDカードを入れ忘れるのことがなくなったので、プラスマイナスゼロともいえる。
Adobe Photoshop Elements 12標準搭載で写真編集も!
dynabook VB73/RSには、Adobe Photoshop Elements 12が標準搭載されている。取材などに行って写真を撮り、持ち帰って記事に載せる程度の写真であれば十分編集できる。とはいえ明るさの調節や切り抜きツール、一般の人の顔にモザイクをかける程度しか普段使用しないので、あまり使いこなせているとは言えないのだが。それでも画像編集ソフトがあるのとないのでは大きな違いなので、付属しているのはありがたい。
また、ストレージは256GB SSD。SSDなので高速かつ容量も大きめなので取材で撮った大量の写真データをパソコンに移動するときなどは早くて助かる。CPUが低消費電力かつ高い処理能力をもつCore i7-5500U(2.4GHz)を搭載している。性能面についても高スペックなのも魅力の1つだ。
さらに、東芝のウェブ直販サイト「東芝ダイレクト」では、Office Home and Business Premium プラス Office 365 サービスを搭載するモデルも用意されている。
会社でたまに資料でExcelや、Wordのデータが送られてくることがあるが、その時にOfficeではないフリーソフトなどで開くと、文字化けを起こしたり、Excelだとマクロの編集ができなかったりすることがあった。普段から重要な資料などをWordやExcelのデータでやり取りする可能性があれば、Officeを搭載するモデルを選択することをオススメする。
モバイルノートとしての完成度の高さ、まだまだ手放せない
dynabook VB73/RSは、薄さ、軽さ、堅牢性、駆動時間など、私の中のモバイルノートとしての条件をすべてクリアしている数少ないノートパソコンの1つだ。全体的にシルバーとブラックを基調とし、シンプルかつ上品とも思わせるデザインも気にいっている。よほど魅力的な製品が出てこない限り、私は乗り換えずにdynabook VB73/RSを使い続けるだろう。
常にパソコンを持ってはいけない仕事に就いていて、かつ快適に作業するための性能も持ち合わせているパソコンを求めるのであれば、dynabook VB73/RSを選択してみてはいかがだろうか。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook VB73/RS |
CPU | Core i7-5500U(2.4GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 5500 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット)、ノングレア |
光学ドライブ | ー |
通信規格 | 無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0 |
インターフェース | USB 3.0端子×3、HDMI端子×1、マイク入力/ヘッドフォン出力端子×1 |
内蔵カメラ | およそ92万画素ウェブカメラ |
サイズ/重量 | およそ幅316.0×奥行207.0×高さ17.9mm/約1.10kg |
OS | Windows 8.1 Update(64bit) |