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ファーウェイの新型スマホをチェック! 3万円弱の「P8lite」&6.8型「P8max」

2015年06月18日 15時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp

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 ファーウェイ・ジャパンは、SIMフリーのスマートフォン、タブレット、ウェアラブル端末と計4機種の新製品を発表した。本記事では発表会時の写真を中心に詳細を見ていく。

 まずスマートフォンは「HUAWEI P8lite」と「HUAWEI P8max」の2機種。P8liteは5型HD液晶を採用。税抜で2万8600円と安価ながら、オクタコアCPUを搭載し、幅広い周波数にも対応するミドルハイクラス。一方のP8maxは6.8型というファブレットとしても大型のディスプレーが最大の特徴。その他のスペックも非常に高性能な1台だ。

一番話題になりそうなのが、この「P8lite」。税抜で3万円を切る価格ながら、オクタコアCPUを搭載したLTE対応のSIMフリースマホだ

税抜3万円弱の格安LTE対応SIMフリースマホ
それでいてカメラは強力で対応バンドも多い

 そのP8liteは、“lite”の製品名からわかるように、Pシリーズの中では廉価版的なモデルとなる(海外では「HUAWEI P8」というモデルも用意されている)。背面全体に細かなヘアライン加工が施され、厚みも約7.7mmと薄型だが、プラスチックの筐体からは正直なところ、際立った高級感を感じるわけではない。

カラバリは3色でホワイトとブラックは今週発売だが、ゴールドのみは7月中旬以降の予定

今回実機が試せたのはブラックのみ。背面にはヘアライン加工が

手堅くまとまったスマホという印象

 ただし発表会中で「コストパフォーマンスモンスター」という表現も用いられたように、価格以上の性能がなによりの魅力と言える。特に注目したいのがカメラ。画素数もリア1300万画素、イン500万画素と高いが、インカメラは「Perfect Selfie」をうたい、自動的に持ち主の顔を認識して、事前に設定したレベルで美顔補正をしてくれるとのこと。

Pシリーズ共通の売りがカメラ。持ち主を判断して美顔効果をかける

 CPUは64bit対応であるCortex-A53ベースのオクタコア、Hisilicon Kirin 620 1.2GHz。2GBメモリー、16GBストレージ、Android 5.0など、性能に不満がない。

 ネットワーク面でも国内向けにしっかりカスタマイズされており、バンド1(2.1GHz)/3(1.8GHz)/5(850MHz)/7(2.6GHz)/8(900MHz)/19(800MHz)/28(700MHz)、W-CDMAはバンド1/5/6/8/19とドコモの主要バンドが利用できる。なお、デュアルSIM仕様で、2つ目のmicroSIMスロットはmicroSDスロットと共用(排他利用)。

6.8型の大型ファブレット「P8max」が日本投入!
メタル筐体など高級感もバッチリ

 一方のP8maxは6.8型フルHD液晶(1080×1920ドット)のファブレット。下の写真ではiPhone 6 Plusと並べているが、それをも大きく上回る大型機だ。このサイズの端末としては、「Xperia Z Ultra」が根強い人気だが、狭額縁デザインにより横幅は約93mmと、6.4型液晶のXperia Z Ultraと比べても約1mm大きいだけ。スーツの胸ポケットには十分収まるサイズなのだ。

6.8型ファブレットの「P8max」がまさかの国内リリース

大型端末なのは間違いないが、片手でギリギリ使えるサイズなのも確かだ

 “max”なのはサイズだけではない。デザイン/スペックともに完全にフラグシップ級。まず筐体は大半に金属素材が用いられており、なかなか美しい。また、最近話題になることが多いCPUの熱問題についても、7層構造で放熱性に優れているとする。発表会では「我々のスマホは発熱しない」とアピールした。

メタルボディーを採用し、継ぎ目が目立たない側面

P8liteと比べると、プレミアム感では明らかに上

バッテリー容量も大きく、なんと4360mAh。さらに放熱性を高めた7層筐体を採用する

 なお、6.8型ディスプレーはジャパンディスプレイ製でインセル方式のIPS-NEO液晶を採用しているとのこと。CPUは2.2GHz+1.5GHzのオクタコアであるHisilicon Kirin 935、3GBメモリー、32GBストレージなどを搭載。

iPhone 6 Plus(左)との比較。さすがにジャンル違いの印象

 対応周波数については、FD-LTEがバンド1(2.1GHz)/3(1.8GHz)/7(2.6GHz)、W-CDMAがバンド1/6/8/19などと少なめなのは少々残念。8月下旬以降の発売で、価格は税抜5万9980円。

商品箱でもプレミアム感を演出

大型の画面を活かして、縦画面の上下、横画面の左右に2分割して、同時に2つのアプリを表示することが可能

発売は8月下旬以降と少し先だ

  Huawei P8lite Huawei P8max
ディスプレー 5型液晶 6.8型液晶
画面解像度 720×1280ドット 1080×1920ドット
サイズ 約71×143×7.7mm 約93×182.7×6.8mm
重量 約131g 約228g
CPU Hisilicon Kirin 620
1.2GHz(オクタコア)
Hisilicon Kirin 935
2.2GHz+1.5GHz(オクタコア)
メモリー 2GB 3GB
ストレージ 16GB 32GB
外部メモリー microSDHC
(最大32GB)
microSDHC
(最大32GB)
下り通信速度 最大150Mbps 最大150Mbps
対応ネットワーク FD-LTE:バンド1/3/5/7/8/19/28、TD-LTE:バンド40、
W-CDMA:バンド1/5/6/8/19、GSM
FD-LTE:バンド1/3/7、TD-LTE:バンド38/39/40、W-CDMA:バンド1/6/8/19、
TD-SCDMA、GSM
OS Android 5.0 Android 5.1
カメラ画素数 リア:13メガ/イン:5メガ リア:13メガ/イン:5メガ
バッテリー容量 2200mAh 4360mAh
カラバリ ホワイト、ブラック、ゴールド シャンパンゴールド
発売日 6月19日(ゴールドのみ7月中旬以降) 8月下旬以降
価格(税抜) 2万8600円 5万9980円

(次ページでは、「活動量計に8型タブレットも」)

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