ソフトバンク(株)と(株)ベネッセホールディングスは8日、両社が2014年に設立したClassi(クラッシー)(株)が4月から開始した学習支援クラウドサービス「Classi」が、2015年度に全国120校以上の高校・中学で採用されたと発表した。学習支援クラウドサービスのタブレット活用台数は、日本最大規模となる。
「Classi」は、タブレットやスマートフォン、パソコンでも利用できる学習支援クラウドサービス。先生と生徒双方を支援する機能をそろえている。サービスの採用は学校単位で、生徒1人あたり年間3600円(月額300円相当)で利用できる。主な機能は、生徒の学習状況や成績、活動履歴などが蓄積され面談などで活用できる「生徒カルテ」、生徒が学習スケジュールを管理できる「学習記録」、授業に利用する動画や画像などをまとめて保管し、共有できる「コンテンツボックス」などがる。これらの機能は、各学校の状況に合わせて自由に組み合わせが可能。
文部科学省は児童生徒1人1台の情報端末の実現などを推進しており、タブレットなどを活用した学習環境は急速に広がっている。3社は教育現場でICTを活用した新たな教材・サービスの開発に取り組む。