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テレビからスマホ、そして来店へ、メ~テレとKDDIが実験

2014年08月11日 05時42分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 名古屋テレビ放送とKDDIは9日から17日までの間、メ~テレの地上波データ放送とスマホアプリを連動させたO2O2Oサービスの実証実験を実施している。

 オンラインのネットユーザーをオフラインの実店舗へ導こうという「O2O(オンライン・ツー・オフライン)」。「O2O2O(オンエアー・ツー・オンライン・ツー・オフライン)」はこれにテレビやラジオのオンエアーを加えたもので、番組を観たり聴いたりしている人がアプリ等で手軽にWebサイトへアクセスし、そこからO2Oへとつながるマーケティングだ。

クーポンの取得から利用までのイメージ
クーポンの取得から利用までのイメージ

 今回の実証実験は、データ放送からの音波を受信して行うクーポンサービス。事前に専用アプリ「メ~ポン」をダウンロードしておき、メ~テレの地上波データ放送から欲しいクーポンをリモコンで選択し、アプリを起動し、データ放送から音波を受信することで、アプリ内にクーポンを取得する。取得したクーポンは、中部国際空港 (セントレア) の対象店舗に設置されたNFCタグやiBeacon機器にかざすことで利用できる。

今回の実証実験の概念
今回の実証実験の概念

 同実験では、KDDIが提供する音波通信技術「サウンドビット」を活用。クーポン利用情報はビッグデータとして収集され、マーケティング活動に利用できる。これにより、メ~テレはO2O2Oによる店頭への誘客や買上促進につながるテレビコンテンツを積極的に検討していくという。

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