日本ペイパル(PayPal)はこのほど、「PayPal」アプリが「Android Wear(アンドロイド・ウェア)」に対応すると発表。腕時計型ウェアラブル端末(スマートウォッチ)を使い店で顔パス感覚の「ペイパル チェックイン支払い」が利用できる。
「PayPal」アプリはクレジットカード決済サービスの1つ。ユーザーとクレジットカード会社、店舗という三者の間に立ち、ユーザーがクレジットカードを使い店舗で商品・サービスを購入した際、その支払いを代行する。同アプリをスマホにインストールすることで、ユーザーはスマホをクレジットカード代わりにしてPayPalでの支払いが可能となる。
「ペイパル チェックイン支払い」は「PayPal」アプリの機能の1つ。ユーザーはクレジットカード情報や顔写真などを登録すれば利用可能。たとえば同機能に対応するカフェに入店した際、アプリを開いて「チェックイン」に設定。するとカフェの端末にユーザーの入店(チェックイン)情報が伝えられる。
その後、ユーザーがカフェを出る際にレジで「ペイパルで支払う」と言うだけで、カフェ店員が顔写真とユーザーの顔を確認し、本人であることをチェックしたうえでクレジットカード決済の処理を行う。顔パス感覚で手軽に支払いを済ませられるのが特徴だ。
これがAndroid Wearに対応することで、スマートウォッチを操作することで顔パス感覚の支払いが可能となる。Android Wearは、Android OSをウェアラブル端末に拡張する新プロジェクトで、まずはスマートウォッチの開発を展開。LG電子がAndroid Wearを搭載したスマートウォッチ「G Watch」を発売し、モトローラ・モビリティ(Motorola Mobility)も「Moto360」を今夏に発売予定(日本発売は未定)だ。なお、Tizen OSを搭載したサムスン電子の「Gear2」にも対応する。