楽天は30日、「楽天市場」で購入した商品やお気に入りの商品を自分専用ページに収集し、紹介できるキュレーションサービス「ROOM(ルーム)」をスタートした。
同サービスでは、楽天会員IDで自分専用ページ「myROOM」を作成し、楽天市場内の自分の好みの商品を収集して他のユーザーに紹介することが可能。myROOMに収集することを「コレ!」と呼び、「コレ!」した商品には、楽天市場のページに掲載されている画像や説明文のほか、ユーザーが撮影した画像や文章を追加できる。いわばユーザー自身の「セレクトショップ」のようなイメージだ。
ユーザー間でmyROOMをフォローするソーシャルメディア的な利用に対応し、コメントのやりとりが可能。趣味のあうユーザーと商品情報を交換したりなど、キュレーションサービスとしての役割も果たす。また、myROOMで収集・紹介している商品を他のユーザーが購入すると、その売上の1%に相当する楽天スーパーポイントが成果報酬として受け取れる。アフィリエイトプログラムのような機能も持つ。
約9000万人に及ぶユーザーが、楽天市場の商品を探して購入するだけでなく、人に紹介して報酬を受け取るという一大経済圏が形成される。現在はWeb版だが、今後はiPhoneやandroid向けアプリの提供を予定している。