米アマゾンは現地時間16日、同社のアプリストア「Amazon Appstore」のアプリ数が昨年比で約3倍増の24万本を超えたと発表した。
Amazon Appstoreでは、ゲームをはじめSNSやニュース、天気、エンタメ、レシピ、教育などさまざまなアプリをラインナップする。同社のタブレット「Kindle Fire」「Kindle Fire HD」向けだが、Android OSを搭載する他のタブレットやスマホでの利用も可能だ。
発表リリースでは、Amazon Appstore向けアプリの開発により、開発者が他のプラットフォーム向けアプリ開発と同等か、それ以上の収益を得ていることにも触れている。今回の発表は、単にAmazon Appstoreでの登録アプリ本数を明かしただけではない。アプリ開発者に向けて、Amazon Appstore向けアプリの開発をうながそうとしていると受け取れる。
それはなぜか――。同社では米国時間18日にイベントの開催を予定しているが、実はそこで、同社オリジナルブランドのスマホを発表するのではないかとうわさされているのだ。つまり、Amazon Appstoreの好調ぶりをアピールし、追って発表するアマゾンの新スマホに対する魅力を高めようという狙いがうかがえる。
一方では、対応モデルが増えることでAmazon Appstoreのアプリの販売も増加が見込めるため、アマゾンの新スマホの発表も、Amazon Appstore向けアプリの開発の促進にもつながる。