GMOコマースは6日、ヤフーからモバイルCRM「katy(ケイティ)」を譲り受けたと発表した。
katyは、店舗を対象に、ガラケー・スマホ向けサイトの構築・運営を支援するサービス。パソコン上で案内にしたがって入力するだけで、最短5分でモバイルサイトを作成することが可能。地図表示やブログ更新のほか、クーポン発行といった機能を搭載しており、モバイルサイトからの集客に活用できる。
料金プランは月額4600円(税抜)の「katyミニ」と同9400円(税抜)の「katyプロ」をラインナップ。「katyプロ」ではメルマガの配信や、来店客が空メールを送信するだけで会員登録を行える空メール会員登録といった機能も利用できる。ほかに機能を絞った利用料無料の「katyフリー」も用意する。
現在、katyを導入しているのは、元気寿司(「元気寿司」「魚べい」などを運営)やワタミ(「居酒屋和民」「坐・和民」などを運営)といった大手飲食チェーン法人約30社を含む、全国約3万8000店舗にのぼる。
GMOコマースはGMOインターネットグループでO2O(オンライン・ツー・オフライン)支援事業を展開。LINEやFacebookなどのSNSをはじめ、自社サイトなどを活用してリアル店舗への来店の促進を支援する「まるっとサポート!O2O」や、ネットショップ構築ソリューション「まるっとサポート!ネットショップ」などを提供している。今回新たにkatyを加えることで、企業や店舗等へのO2O支援事業をさらに拡大させていく。