調査会社ガートナー(Gartner)が英国時間3日に発表した調査によると、世界のタブレット販売台数は2012年の1億1634台から13年の1億9543台へ68%の増加を記録した。
これをOS別にみると、12年にシェアのトップだったiOS(アイパッド)を13年にはアンドロイドが上回り、その差も大きく拡大。両OSの販売台数/販売シェアを12年と13年で比較すると、アンドロイドは12年の5334台/45.8%から13年には1億2096台/61.9%へ、アイパッドは12年の6146台/52.8%から13年には7040台/36%へ推移した。台数が倍以上に大きく増加したアンドロイドに対し、アイパッドは台数を伸ばしつつもシェアが減り、アンドロイドがアイパッドを圧倒した。
メーカー別でも、アイパッドを展開するアップルが12年から13年にかけて販売台数を伸ばすもシェアを小さくするという状況。サムスン電子は12年と13年ともシェアがアップルに続く2位だが、数値では12年の7.4%から13年の19.1%へ拡大し、1位アップルとの差は12年の45.4ポイントから13年の17.1ポイントへ一気に迫ってきた。普及拡大の勢いがスマホからタブレットへ移るなか、タブレットのOS争いはアイパッドに比べてアンドロイド優位の情勢で今後は展開していきそうだ。