米フェイスブックは現地時間19日、米ワッツアップ(WhatsApp)の買収を発表した。買収総額は160億ドルにのぼる。
ワッツアップは、スマホ向けメッセージアプリ「WhatsApp Messenger」を開発・提供する企業。テキストのほか画像や動画、音声を送受信することが可能で、世界中に4億5000万人のユーザーを持ち、日々のアクティブユーザーはそのうちの約70%、新規ユーザー登録が1日あたり100万人という勢いで普及拡大している。
米国のアプリ市場調査会社アップアニー(App Annie)が発表したiOS/アンドロイドアプリに関する調査によると、2013年の世界でのアプリ(ゲーム除く)ダウンロードランキングでトップ5は、1位「Facebook」、2位「WhatsApp Messenger」、3位「Skype」、4位「Facebook Messenger」、5位「Instagram」だった。
すでに「Facebook」と「Facebook Messenger」、「Instagram」を手がけるフェイスブックは、今回新たに「WhatsApp Messenger」を手に入れることで、世界中でダウンロードされる主要アプリを牛耳る。