まだMX3が発表されたばかり、でも早速今後のレッツノートにも期待だ!
「レッツノートのピュアタブは出ますか?」MX3ユーザーイベントレポート!
2014年01月16日 21時00分更新
1月15日に発表されたパナソニックの「レッツノート MX3」。ディスプレーが360度回転し、ノートPCとしてだけでなくタブレットとしても利用できる2in1タイプのUltrabookだ。
発表会終了後の夜、発表会場では「2014年新春レッツノートユーザーイベント」が実施された。いわば「ユーザー向けのレッツノート MX3の発表会」と「開発担当との意見交換会」を組み合わせたものだ。
MX3はこうして生まれた!
まずはパナソニック AVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 ITプロダクツ事業部 市場開発グループ 商品企画チーム リーダーの井上剛志氏と、パナソニック AVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 ITプロダクツ事業部 テクノロジーセンター レッツノート総括 参事の坂田厚志氏が登壇。司会者とのトークセッション形式でMX3の魅力をユーザーに向けて直接アピールした。
「AX3をリリースしたあとのユーザーからの反応は大変よく、2in1という形式がうまくユーザーの間になじんでいると感じた。ただ、『ドライブがあれば便利なのに』『出張時の移動中などにDVDを見たい』といった声が多数あったのも事実。そこで2in1タイプのAXとドライブ付きのSXを掛け合わせたものを作ろうと考えた。こうしてできたのが“究極のモバイルノート・MX3”」(坂田氏)
一般向けに初の公開となったMX3。会場に集まったおよそ50名のユーザーも興味津々といった様子で壇上に注目していた。
トークセッション終了後は実際にMX3に触れるデモコーナーへ移動。MX3だけでなく、AX3、LX3なども展示され、レッツノートの現ラインアップをじっくりと体感できるコーナーになっていた。
ユーザー開発側の意見交換コーナーも!
イベント終盤には、十数名ほどのユーザーが、直接、質問や意見を投げかけられる意見交換会を実施。「AXシリーズでもMXと同じタイプのペンを使いたい」「これからレッツノートはもっと軽くなるのか?」「15型のレッツノートをまた出してほしい」「レッツノートブランドのピュアタブレットは?」といった質問・意見が活発に飛び交っていた。
「レッツノートシリーズの進化は、ユーザーからの意見があってこそのもの。これからも、ユーザーの要望や提案を取り入れる姿勢は続けていきたい」(井上氏)、「レッツノートは、ビジネスパーソンの困りごとを解消するようなもの、あるいは、あるともっと便利になるであろうものを提案していくようなものであってほしい。“ユーザーが滞りなく業務を遂行するためのレッツノート”をこれからも目指していく」(坂田氏)と両氏が語るように、意見交換会のあいだ一貫して伝わってきたのは「ユーザーの声を積極的に取り入れよう」という姿勢だ。
「MX3は随分軽いと思うけど、他社ならもっと軽いのもある。もっと軽いレッツノートがあれば」という声に対しては「現状、光学式ドライブを搭載し、強度を保ちながらこれ以上薄くするのは無理。キーボードの打鍵感も犠牲にできない。でも薄くしようとは試みているし、いつかは薄くなると思う」(井上氏)、「AXでもMXと同じタイプのペンを」という声に対しては「AXユーザーからMXのペンを利用したいという声があったと担当者に伝えてみる」(坂田氏)という回答などから、開発側のユーザーに対する義務感めいたものが感じられたのだ。
ただ、「薄く」や「ピュアタブレットがほしい」といった声には少々難色を示し気味にも思えた。「キーボードの打鍵感もレッツノートの魅力の一つ。これ以上薄くすると打鍵感が損なわれたり、強度的に問題が出てきたりする」と井上氏が語るように、レッツノートの魅力に直結する部分だからなのだろう。ただし、「レッツノートのピュアタブレットがほしい!」「とにかく薄く軽いレッツノートがほしい!」という声が多く届くようになれば、考えるかもしれない」(坂田氏)とのこと。
まだ新製品のMX3が発表されたばかりだが、また今後登場してくるであろう、新たなレッツノートへの期待が高まるようなイベントだった。