ソフトバンクは7月に米第3位のキャリアとなるスプリント・ネクステル(Sprint Nextel)を子会社化したほか、新たな拠点を米シリコンバレーに設けると発表するなど、海外進出の動きを加速させている。その流れはゲーム事業にも及んでいるようだ。
スマホ向けゲーム「パズル&ドラゴン」がヒットしているゲーム会社のガンホー・オンライン・エンターテイメント(ガンホー)を4月に子会社化したが、このたび、ガンホーとともに設立する特別目的会社(SPC)を通じ、フィンランドのスーパーセル(Supercell Oy)を買収すると発表した。スーパーセルは「Clash of Clans」をはじめスマホ向けゲームを手掛ける企業であり、ソフトバンクがゲーム事業に熱視線を向けていることがあらためて浮き彫りとなった。
ガンホーの「パズル&ドラゴン」は日本国内で1900万ダウンロードを突破し、北米・韓国でも100万ダウンロードを達成。一方のスーパーセルは2013年2月~8月の7カ月間、「App Store」の「ゲーム」カテゴリで売上世界1位を記録している。ソフトバンクとガンホーはゲーム事業の世界展開を画策しているだけに、「AppStore」での実績やブランド力、世界100カ国以上に及ぶ海外マーケティング力といったスーパーセルの持つリソースは大きな強みとなる。
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