iPhoneアプリのUI/UX設計からIllustratorを使ったUIパーツの作成、Xcodeでの組み込み、App Storeでの販売までを紹介した書籍『デザイナーのためのiPhoneアプリUI/UX設計』(大橋 学・段 霞・野澤紘子・堀内孝彦・真鍋和久 共著)が5月7日、アスキー・メディアワークスから発売されました。Amazon.co.jpほかネット書店、大型書店で購入できます。
イラレで作るiPhoneアプリUIの実践的ガイドブック
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デザイナーのためのiPhoneアプリUI/UX設計 (WEB PROFESSIONAL) |
「iPhoneアプリのインターフェースデザインの依頼が来たのだが、どこから手を付けていいのかわからない」「スマホのUIパーツはどうやって作る?」――。iPhoneの爆発的な普及によってiPhoneアプリの需要が高まっています。これに伴い、グラフィックデザイナーがiPhoneアプリのデザイン制作を受注するケースや、WebデザイナーがiPhoneアプリを開発しそのデザインも制作するというケースが増えています。本書はそのようなデザイナーに向けたiPhoneアプリ制作の指南書です。iPhoneアプリのサンプルプログラムを基にUIデザインの考え方や制作方法を詳細に解説。iPhoneアプリのデザインワークフローが実践的に学べる内容になっています。
iPhoneアプリの特徴はUIデザインのクオリティーの高さ。その秘密はアップルが提示する「iOSヒューマンインターフェースガイドライン」にあります。本書の導入部では、ヒューマンインターフェースガイドラインを基にUI/UXデザインの基本概念を紹介。標準で付属するいくつかの主要アプリを取りあげ、iPhoneアプリにおけるUI/UXデザインのポイントを見ていきます。
また、架空のアプリ受注案件を設定し、UI/UXデザイン制作の具体的な手法を開発ワークフローに沿って実践的に解説しました。IllustratorによるUIパーツ制作の技法を詳細に紹介した章は、これからスマホのUIデザインを始める方に役立つでしょう(サンプルデザインおよびサンプルプログラムも用意)。さらに、Retinaディスプレイ用画像の作り方や、制作したUIパーツをXcodeで実装するためにスライスして書き出す方法も説明。XcodeによるiPhoneアプリ制作環境の構築から、UIパーツの実装、iPhoneでの検証、App Storeへの申請方法までがトータルにマスターできます。
デザイナーのためのiPhoneアプリUI/UX設計
大橋学・段霞・野澤紘子・堀内孝彦・真鍋和久 共著
- 定価:2,730円(本体2,600円)
- 発売日:2013年5月7日
- 形態:B5変形(224ページ)
- ISBN:978-4-04-886325-4
- 発行:アスキー・メディアワークス
- 発売:角川グループパブリッシング
目次
- 第1章:UXデザインの概念とプロセスを知る
- [1-1] 満足感を生み出すルールとは?
- [1-2] 「簡単に使える」と「楽しく使える」の違い
- [1-3] 「ユーザーのために作る」アプリ開発
- [1-4] iOS標準アプリからUIデザインを学ぼう
- [1-5] iOS標準のUIパーツだけでもデザインできる
- [1-6] さらに上を目指すには
- 第2章:割り勘計算アプリでUI・UXデザインを実践
- [2-1] アイデアを企画に変えるワークフロー
- [2-2] 企画をアプリの「要件」に落とし込む
- [2-3] 「アプリを使う楽しさ」を設計するには?
- [2-4] アプリのラフスケッチを書こう!
- [2-5] IllustratorでUIを描くには?
- [2-6] アイコンを作ってホーム画面で目立とう!
- [2-7] 初回起動でユーザーをワクワクさせよう!
- [コラム]同じプログラムでもビジュアルによって印象が変わる
- [コラム]質感表現に欠かせない「光沢」を使いこなそう
- [コラム]高評価を獲得しているアプリからUXのアプローチを学ぼう
- [コラム]UX改善施策を行い、エクスペリエンスを高めよう
- 第3章:スライドゲームに独自のUXをデザイン
- [3-1] デザインを変えればアプリの印象も変わる
- [3-2] 何ができるプログラムなのかを把握しよう
- [3-3] 「くじ付きパズルゲーム」の企画を確認
- [3-4] 「楽しさ」を追加するためのノウハウ
- [3-5] Illustratorで既存アプリのUIを描き直す
- 第4章:UIデザインの環境構築からUIパーツの書き出しまで
- [4-1] iPhoneアプリ制作のためのIllustrator環境
- [4-2] Illustratorで効率的にアプリを制作するには?
- [4-3] Xcode用にパーツを切り出すときのノウハウ
- [4-4] Retina用画像もIllustratorなら簡単に作れる
- [コラム]SVGで高解像度化に対応しよう
- 第5章:iPhoneアプリの開発環境構築からApp Store公開まで
- [5-1] iPhoneアプリを開発するための準備
- [5-2] Xcodeの基本的な使い方
- [5-3] UIパーツをXcodeに登録するには?
- [5-4] UIパーツで画面を設計するには?
- [5-5] Xcodeで背景画像を張り付けるには?
- [5-6] アイコンと起動画面を登録するには?
- [5-7] ナビゲーションバーをカスタマイズするには?
- [5-8] 標準UIパーツをカスタマイズするには?
- [5-9] 本当に使いやすいか、実機で検証しよう!
- [5-10] 開発中のアプリを実機にインストールするには?
- [5-11] App Storeに申請するための準備
- [5-12] App Storeでの公開手続き
- [付録]iPhoneアプリにSVG画像を使ってみよう