日本テラデータは2月28日、同社が提供するデータウェアハウス「Teradata 5650」を、ニッセンが新たに導入し、TeradataとSASを連携させた「SASIn-Database」テクノロジーを使った情報分析システムを開始したと発表した。
同システムを導入することで、分析するデータを移動する必要がなく、Teradataデータベース内で抽出、分析が行えるため、処理全体が大幅に効率化される。
また、ニッセンの分析システムは、多数の社員が顧客分析やキャンペーン管理のため日常的に利用しているが、Teradataは多数のプロセスを並列処理できるため、一度に大量の分析リクエストが発生した場合でも高いパフォーマンスを維持し、作業効率の大幅な改善とPDCAサイクルの迅速化、分析精度の向上が実現できるようになる。
現在、ニッセンでは3つの分析システムを利用しており、今回はそのうちメインで利用していたシステムをTeradataに移行。今後は、すべての分析システムをTeradataとSAS In-Databaseの組み合わせに移行して、現在別々に管理しているネットとカタログ販売のデータを統合することで、Teradataを統合データ分析基盤として位置づけていく。