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富士通開発陣が明かす“匠の技”――「ARROWS Tab Wi-Fi」を探る(後編)

2012年03月07日 18時30分更新

文● 日高 彰

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 「富士通開発陣が明かす“匠の技”――「ARROWS Tab Wi-Fi」を探る(前編)」に引き続き、「ARROWS Tab Wi-Fi」開発者インタビューの後編をお届けする。前編では、「日本人技術者としての『匠』の精神」をもって開発に取り組んだとのコメントが印象的だったが、ARROWS Tab Wi-Fiにはスペック表だけでは語れないポイントがまだまだ隠されているという。ARROWS Tab Wi-Fi開発の裏側と、富士通が描く今後のタブレット戦略について話を聞いた。

左から、田中大氏(富士通 パーソナルビジネス本部 パーソナルマーケティング統括部コンシューマプロダクトマーケティンググループ)、高田和明氏(パーソナルビジネス本部 グローバルビジネス統括部シニアマネージャー)、技術面での開発を担当した吉澤博之氏(モバイルフォン事業本部 モバイルフォン事業部グローバル技術部)、本郷学氏(モバイルフォン事業本部 モバイルフォン事業部第五技術部・機構設計担当)

――タブレット端末の画面サイズは7〜10型程度が主流で、それより小さい、あるいは大きい製品も一部出てきています。ARROWS Tab Wi-Fiにおいて、“10.1型”というサイズを選択した理由を教えていただけますか?

吉澤: 今回のARROWS Tab Wi-Fiは主に家庭で使っていただきたい、なおかつ迫力のある映像を楽しんでいただきたいという製品コンセプトでしたので、(外出先への携帯に適した小さい画面ではなく)10.1型を選択しました。

 同時に、ディスプレーサイズをこれ以上大きくした場合、消費電力が上がり、バッテリーもより大型のものが必要となるため、家の中で手軽に移動できるということも考えて、10型クラスが最適だろうという結論に達しました。

Android 3.2を搭載する富士通の10.1型タブレット「ARROWS Tab Wi-Fi」。サイズが幅262×高さ181×厚さ11.3mm、重量は599g。防水性能(IPX5/IPX7相当)、内蔵ワンセグチューナー、DLNA/DTCP-IP対応などを特徴とする。ATOKや富士通独自の手書き文字認識エンジンを採用し、快適な日本語入力を行なえることも注目

本郷: 映像を再生するときに、音声もできるだけ良い音質で楽しめるように、スピーカーもこの筐体に入れられる最大のものを採用しています。

 とはいえ、このサイズのスピーカーの音には限界があるので、ARROWS Tab Wi-Fi筐体の空間をエンクロージャー(スピーカーを取り付ける筐体部分を指す用語)とすることで、できるだけ効率良く音を出せる構造を当初から目指し、何種類もの設計を試しています。

吉澤博之氏(モバイルフォン事業本部 モバイルフォン事業部グローバル技術部)本郷学氏(モバイルフォン事業本部 モバイルフォン事業部第五技術部・機構設計担当)

吉澤: 例えば、携帯電話に使われているスピーカーそのものは非常に小さなサイズで、単体で鳴らすとすごく貧弱な音しか出てきません。しかし、それを携帯電話の筐体の中に入れることによって、大きく迫力ある音が出せるようにしています。搭載しているスピーカーサイズ以上の音を出すという技術は、富士通が携帯電話の開発で蓄積してきたものです。

左右端の中央よりやや下側にあるのがスピーカー。チャンスがあれば、量販店店頭などでARROWS Tab Wi-Fiで再生される音質や音の広がりを体験してほしい。このサイズのスピーカーで実現しているとは、にわかには信じられないはず

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