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ムーバ504iシリーズ

【第5回】情報端末としての機能がさらに強力された「携帯電話」の進化形

2002年06月21日 14時55分更新

文● ASCII24編集部・内田泰仁

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創立25周年を記念してスタートした雑誌&WEBサイト連動企画「POWER PUSH」では、月刊アスキー編集部とASCII24編集部が選んだ“今一番ホットな製品”を紹介する。PC市場を最前線でウォッチする2編集部のイチオシアイテムを見逃すな!

NTTドコモの最新携帯電話「ムーバ504i」シリーズ。左から順に、『P504i』『SO504i』『N504i』『D504i』『F504i』。

携帯があればPDAはいらない?!
よりパワフルになったiモード端末

 本来「話す」ためのデバイスだった携帯電話だが、現在の使われ方を見ると、“通話料よりもパケット料のほうが多い”というユーザーも多くなっていることからもわかるように、単なる「持ち歩ける電話」から「電話も掛けられるPDA」という方向に向かっている。そんな携帯電話市場でシェアトップを走るNTTドコモが新たに投入した「ムーバ504i」シリーズは、このような用途に用いられている携帯電話をより便利に利用するべく、進化させた製品だ。

 今回のモデルでは、パケット通信速度が従来の3倍にあたる28.8kbpsに、iアプリの容量はJAR(ソフト保存領域)が30KB、スクラッチパッド(データ記憶領域)が100KBに拡大されるなど、iモードとiアプリの使い勝手が大幅に向上しており、従来機とは比べ物にならない心地よさだ。また、CPUが各機種ともに一段とパワーアップした上、iアプリを待ち受け画面として設定できたり、IrDA赤外線通信機能が標準装備となったことでほかの携帯電話やPDA、PCとのデータ交換が容易になっていたりと、全般に“用途の発展性”も十分に期待できる。しかも、これだけのパワーアップを果たしながら、連続待受時間は各社製品とも503iシリーズよりも延長されており、携帯端末としての基本的なポイントはもちろん損なわれていない。市場の要求に答えて従来機種を正統に進化させた、期待大の製品だ。

SPEC
製品名 P504i SO504i N504i D504i F504i
連続待受時間 約490時間 約320時間 約460時間 約500時間 約525時間
連続通話時間 約140分 約130分 約135分 約135分 約140分
重量 約99g 約120g 約105g 約110g 約105g
折りたたみ時
サイズ(mm)
100×50×16.8 96×49×29 93×48×24 104×49×26 97×50×26

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