Swift 3D v53DアニメーションをFlashに楽々書き出し!
【SPEC】 開発●米エレクトリックレイン社 販売元●(株)エヌジーシー ディ・ストームディビジョン 価格●3万6750円(パッケージ版)、3万4650円(ダウンロード版) http://www.dstorm.co.jp/ 対応システム●Mac OS X 10.3以上(Leopard対応) 対応機種●Power PC、またはインテルCPUを搭載したMac(Rosetta上で動作) |
【COMMENT】
「Adobe Flash」では面倒な3Dアニメーションを簡単に作成、同ソフトで読み込み/編集可能な形式で出力できる。Flashアニメには必須のソフトか。
「Swift 3D v5」は、Flashアニメーションなど、ウェブ用素材として使われる3D CGを作成するためのソフトだ。
本バージョンでは、オブジェクトごとのライン/塗りの設定が可能になった。また、キーフレーム間でのスピードの強弱を設定する「キーフレームイージング」、メッシュモーフアニメーション、汎用性の高い3dsファイルへの出力など、多くの機能が追加されている。
アドビ システムズ(株)の「Flash」と非常に高い親和性を持ち、作成したCGアニメーションをベクトル形式でFlashムービーのSWF形式に書き出せる。
また、「ギャラリーツール」に用意されているモデル/マテリアル/アニメーションを組み合わせるだけでCGアニメーションを作成できるのも特徴のひとつ。
3D CGデザイナー向けというよりはウェブデザイナーなど、インターネット上で立体イメージを手軽に利用したい人向けだろう。
手軽に扱える3D CGソフトとはいえ、モデリングでは2Dで描いた図形を立体化する「押し出しエディタ」や「旋盤エディタ」のほかにも、ポリゴン単位での形状編集が可能な「アドバンスモデラー」が搭載されている。
またレンダリングでは、セルアニメーション調のベクトルレンダリングに対応するなど、Flashアニメーションを作成する人にとっては非常に便利なツールも用意されている。
「Shade」や「Cinema 4D」のような高機能3D CGソフトと比べると使いづらい機能もあるが、モデリング/アニメーション/レンダリング/ライティング/アニメーション作成などの基本的な機能はきちんと押さえており、かなり本格的なCGアニメーション作成にまで十分に対応できる。新しい表現を模索している人にとっては新兵器となりうるソフトだろう。
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