このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

動画編集ソフト

レビュー:Final Cut Express 4

2007年12月28日 08時30分更新

文● 斎賀和彦

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

多彩な機能を簡単操作! プロ品質のムービー作り


Final Cut Express 4 【SPEC】
開発・販売元●アップルジャパン(株) 価格●2万3800円
http://www.apple.com/jp/finalcutexpress/

対応システム●OS X 10.4.10以上 対応機種●PowerPC G4(1.25 GHz)以上またはインテルCPUを搭載するMac(AVCHD形式を扱う場合はインテルCPUを搭載するMacが必要)

【COMMENT】
「Final Cut Pro」と同じ体系の素晴らしい操作感。「Motion」や「Color」といったハイエンドソフトにこだわりがなければ最高のプライスパフォーマンス。


 「Final Cut Express」はアップルの三大ビデオ編集ソフトの中堅を担う、本格派ユーザー向け製品である。プロ用編集ソフトとしてもはや定番とも言える「Final Cut Pro 6」(FCP)をベースにした今回の最新版「Final Cut Express 4」は、非常にリーズナブルな価格設定だ。

 ビデオの取り込みから、タイムライン上での精密な編集、オーディオのミックス、バリエーションの豊富なエフェクトまで、本格的な編集環境を提供する。また付属の「LiveType」を使えば、凝ったアニメーションテキストも追加できる。

基本画面

画面の色を編集中の基本インターフェース。ほぼFCPを踏襲しており、併用やステップアップも違和感なく行える

 バージョン4でFCE4は、編集の基本機能はもちろん、普及の進む家庭用ハイビジョン規格AVCHDフォーマットへの対応、コーデックや解像度にかかわらず素材を同一タイムラインで扱える点など、最新トレンドを網羅している。FCPが「Final Cut Studio」パッケージでしか入手できない現在、実用性を備えた本製品の存在感は非常に大きい。


(次ページに続く)

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中