米アップル社は現地時間の7日、ワープロ/プレゼンテーションソフト/表計算ソフトがセットになったオフィススイート「 iWork '08」を発表し、同日より発売を開始した。価格はシングルユーザー製品が9800円、5ユーザーまで利用できるファミリーパックが1万1800円。
iWork '08では新たに、表計算ソフト(スプレッドシート)「Numbers '08」を追加。シート上にテーブルやグラフ、グラフィックなどの要素を配置するという方式を採用し、150種類以上の関数を利用できる。印刷時にシートを1枚の用紙に収めたり、調節しながら複数の用紙に分割することも可能だ。
ワープロソフト「Pages '08」では、ページレイアウトモードのほかにアウトラインモードを追加。また、インターフェースが変更されており、フォーマットバーから各種設定を変えられるようになった。グループワークに便利な変更履歴の追跡機能が搭載されたことも、大きな変更のひとつだ。
プレゼンテーションソフト「Keynote '08」は、従来より評判の高かったグラフィック機能を強化。2つのスライドを切り替えるアニメーションを詳細に設定できるようになったほか、写真の不要な背景を取り除く「Instant Alpha」機能を搭載。テキストエフェクトやトランジション、テーマも追加されている。