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松下電器産業、耐衝撃/防滴/防塵性能を重視した頑丈設計ノートパソコン“TOUGHBOOK”シリーズの新モデルを発表

2005年09月22日 00時00分更新

文● 編集部 内田泰仁

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松下電器産業(株)は22日、堅牢性を重視した企業/法人向けノートパソコン“TOUGHBOOK(タフブック)”シリーズの新製品として、13.3インチ液晶ディスプレーを搭載する“TOUGHBOOK 29シリーズ”『CF-29』と、ディスプレー部が180度回転し、タブレット型のスタイルでも利用できる“TOUGHBOOK 18シリーズ”『CF-18』の2モデル3製品を発表した。価格はいずれもオープンプライスで、発売日は10月26日。松下ネットワークマーケティング(株)のオンラインショッピングサイト“マイレッツ倶楽部”限定で、個人向けにも販売が行なわれる。

“TOUGHBOOK”シリーズは、野外や厳環境での利用を想定した、堅牢性を重視した設計の製品。両機とも、本体ケース素材にマグネシウム合金を用い、HDDは特殊緩衝材で保護してアルミケースに封入し内蔵。また、ボディー接合部はシリコンラバーのシーリングで、端子部分を金属ドアやラバーシールで保護、接点部分に水の浸入しない防滴キーボードやキーボード/本体内部間のシールド処理によるマシン内部の防滴といった、防塵/防滴対策が施され、これらの処理により、米国防総省の性能試験基準であるMIL(Military Specifications and Standards)が定める耐衝撃性能(90cmからの自由落下)、JIS(日本工業規格、Japanese Industrial Standards)やIEC(国際電気標準会議、International Electrotechnical Commission)が定めた防塵/防滴性能をクリアするという。前モデルからの変更点は、CPU性能の強化、液晶ディスプレーの輝度向上、内蔵HDDの容量アップなど。

“TOUGHBOOK 29シリーズ”『CF-29』

『CF-29』(品番:CF-29LW1AXS)は、CPUに新たにPentium M 778-1.60GHzを採用。衝撃吸収素材と金属製ケースに保護されたHDDは容量が60GBに変更されている。液晶ディスプレーは、前モデルと同様にAR(Anti-Reflection)処理を施したタッチパネル機能付きの13.3インチ液晶パネル(1024×768ドット/1677万色表示)を採用するが、野外での視認性を高めるため、輝度が従来の340cd/m2から500cd/m2に向上している。また、新たにSDメモリーカードスロットを標準で搭載した。

また、チップセットはIntel 855GMEからIntel 915GMS Express(グラフィックス機能内蔵)に、メモリーはDDR SDRAMからDDR2 SDRAMへとそれぞれ変更となった。メモリー容量は従来モデルと同様に256MB(最大512MB)。このほかのスペックは、インターフェースは、USB 2.0×2、アナログRGB出力、シリアル、パラレル、PCカード(Type II×2またはType III×1)。通信機能としては10/100BASE-TX対応のEthernet、IEEE 802.11a(世界標準規格対応)/b/g対応の無線LAN、V.90準拠56kbpsモデムを搭載する。ポインティングデバイスは、感圧紙気フラットパッドとタッチパネル。リムーバブルメディアドライブを内蔵可能な“マルチメディアポケット”を搭載し、標準のFDDのほか、オプションとして用意されているDVD-ROM&CD-R/RWコンボドライブ、CD-ROMドライブ、拡張バッテリーを内蔵可能。

本体サイズは幅302×奥行き273×高さ63.5mm、重量は約3.69kg。電源はリチウムイオンバッテリーで、バッテリー駆動時間は標準バッテリーで約8時間、拡張バッテリー併用で約13.5時間の駆動(JEITA測定法1.0)。プレインストールOSはWindows XP SP2、付属ソフトウェアとしては、手書き入力ユーティリティー『Panasonic手書き』や、HDDバックアップユーティリティーなどが用意されている。

“TOUGHBOOK 18シリーズ”『CF-18』

『CF-18』は、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g対応)搭載モデル(品番:CF-18KW1AXS)と非搭載モデル(CF-18LC1AXS)の2ライン構成。CPUがPentium M 753-1.20GHz、チップセットがIntel 915GMS Express、メモリーがDDR2 SDRAM(搭載容量は256MB、最大512MB)、HDDが60GBにそれぞれ変更されている。液晶ディスプレーは、回転機構とAR処理タッチパネル機能付きの10.4インチ液晶パネル(1024×768ドット/1677万色表示)で、『CF-29』と同様に輝度が500cd/m2に向上。従来モデルと同様、液晶ディスプレー部を回転して折りたたみ、タブレット形態でペンによる操作が可能となっている。

インターフェースは、USB 2.0×2、アナログRGB出力、シリアル、PCカード(Type II×2またはType III×1)を搭載。通信機能は、10/100BASE-TX準拠のEthernet、無線LAN(CF-18KW1AXSのみ)、V.90準拠56kbpsモデム。リムーバブルメディアドライブは搭載せず、オプションで外付けFDDが用意される。ポインティングデバイスは感圧式フラットパッドと、タッチパネル。

本体サイズは幅271×奥行き216×高さ49mm、重量は約2.1kg。電源はリチウムイオンバッテリーで、バッテリー駆動時間は約8時間(JEITA測定法1.0)。プレインストールOSはWindows XP SP2、タブレット形態で本機を利用するための画面回転ツール、『Panasonic手書き』、HDDバックアップユーティリティーなどが付属する。

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