松下電器産業(株)は5日、同社の法人向けノートパソコン「TOUGHBOOK」シリーズ新製品としてUMPCを開発中と発表した。価格未定。発売は2008年秋以降を予定している。
TOUGHBOOKシリーズは、工場や工事現場などの厳環境での使用を想定し、防塵・防滴・耐衝撃性能を高めた、堅牢設計の製品。従来製品では、10.4インチ液晶モニターで重量2.3kgのタブレットPC「CF-19」などがラインナップされていたが、新製品はCF-19よりさらに小型軽量化を進めたUMPC(ウルトラモバイルPC)となる。
インテル(株)が3日に発表したモバイルインターネットデバイス向けCPU「Atom」を搭載予定で(関連記事)、OSはWindows Vista。タッチパネルに対応した5.6インチ液晶ディスプレーを搭載し、本体重量は1kg以下となる予定。用途に合わせて、キーボード、無線通信機能、カメラ、バーコードリーダーなどのカスタマイズが可能となる。
なお、同製品はドイツ・ハノーバーで開催中の「CeBIT」にて参考展示されている。
